ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼三十九番延光寺

2017年02月09日 21時19分42秒 | ウォーキング

40番の寺ではカエルの絵でしたね。



カエルの絵は以前描いたことがある。



トノサマガエルやったなあ。

出来上がったときは、
自分なりになんかほんわか
したものでしたなあ。

さあて、では今年最初の四国のお寺です。
しっかりお参りをしておきましょう。

doironはいつもお参りの時は
片手念誦という数珠を持っていますが、
今回の先達さんはそんな僕の数珠を見ながら、

「あのねえこの数珠を持つときは、
こうして持つのが正しいんですよ」
と細かく教えてくれました。

ふむふむ、数珠一つでも
いろんな持ち方があるんですね。
勉強になりました。

それにしてもこの日は寒い。
お経をあげている間も、
時々大きなボタン雪が降りかかってきます。

こんな日にお参りしておけば、
さぞや御利益満載だろうね。

さあこれで、
涅槃の道場「香川県」、
菩提の道場「愛媛県」が終わります。

番号も次回からは30番台です。

で、その39番は延光寺と言います。



この寺の山号は「赤亀山」といいます。
何故そんな名前かと言いますと、
境内の庭にいた赤亀が
竜宮城から帰りしなに、
銅製の梵鐘を背中に乗せて
持つて帰ったというところから来ています。

それをここでは絵に描いてみました。



前寺はカエルでここは赤いウミガメです。
大阪茨木の総持寺の亀は普通の亀でしたが、
さすがにここは四国の
海沿いの街ですから
ウミガメになるんですねえ。

さあ、お参りもしっかりしておきましょうねえ。

「オンアボキャ 
ベイロシャノウ テクマクマヤコン」
などと言ってはいけませんよ。



しっかりとお唱えしておきましょうねえ。

そして納札もしっかりおさめてきました。
どのお寺でも納札は本殿と大師殿に
二枚おさめますが、
その裏面にはいつもそれぞれの
ねがいごとが書かれてあります。

doironの中身はちょっと秘密ですがね。

この拝所のところには、
写経納め箱も置かれてあって、
ツアーのお客さんでもここに
写経した般若心経を
おさめていかれる人もいます。

まあ最近、百均やちょっとした
文房具屋さん、ネットでも
簡単な納経セットなんかも
置かれてますからね。

それにしても皆さん熱心な人は本当に
一生懸命お参りしてはりますねえ。

この延光寺を創設したのは、
行基さんです。
昨年春にはこの人の業績を
グルリンと見て回って堺市内を
うろうろしましたねえ。

あの堺の家原寺を生家としています。



またこの四国遍路のブログの中にも
たびたび登場していますね。

そう、彼はこの四国の札所の
約4分の一を創設していますからね。
この延光寺の薬師如来も
行基が刻んだと言われています。

「ほろほろと鳴く山鳥の声きけば 
父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ」。

彼の歌です。

四国をうろうろしながら歌った歌かなあ。
彼の人柄がにじみ出るいい歌ですねえ。

そして彼の薬師如来に
日光・月光菩薩を刻み、
それをこの寺におさめて
札所としたのが、
空海つまり弘法大師と言われています。

過去にこのお寺を作った人、
菩薩をおさめて札所とした人、
そしてこれらをまわって
数えきれない祈りをささげた
大勢の人々のたくさんの想いが、
札所の一つ一つにしみこんでいるのですねえ。
そんな目でじっとお寺を眺めていると、
鳥肌が立ってきますねえ。

この寺は、本堂の赤い瓦も
とってもきれいでしたね。

太子堂はちょっとかわいい洞でした。



そして境内には「目洗い井戸」の
洞もあります。



空海が掘り当てた井戸の水が流れています。

ああ、最近はここにも
しっかりお参りしとかないといけませんね。

最近ねえ、絵なんかも描いたり、
ブログを打ち込んだりしていると
目がとっても疲れるのです。

仏像を刻むような
空海さんのしっかりお目々に
お祈りしておきましょう。

続く