ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 聖域の鼓動 3

2016年02月27日 21時12分23秒 | ウォーキング

番号道標の2番が現れました。



昔この道を歩いた藤原宗忠という人は、
滝尻からはまるで手を立てたような
絶壁が続いていくと書き残しています。





こんな坂をいくつもいくつも
越えていったところにある熊野が
いかにありがたいところであるかを
きっと妄想していたに違いありません。

お、こんなところに石積みがあります。



これは、「剣ノ山経塚跡」と
記されていました。



ここに経典を埋めていたのですねえ。

昔の人は、よくこういう風に
地面にお経なんか埋めたんですねえ。

ここまで見てきた中では、
経塚は役行者が修行した数々の
「葛城経塚」が有名ですし、
熊野古道では道沿いに大阪の京橋、
中山峠にもありましたねえ。

ここの経塚の上には、
出だしの滝尻王子前の傘塔婆が
上に乗っかってあったそうです。

この経塚のあるところが
「剣ノ山」頂上です。



標高は371mで、
滝尻から続いたのぼりの一つ目のピークです。

ここからも、道は多くの人に
踏み固められて木の根が出ていますねえ。



あ、第3の道標です。



この道標をよく見ると、
110番や119番の電話番号が書いてあります。

緊急時にはこの道標番号が
役に立つそうですから、
今何番と何番の間みたいなことは
頭に入れといたほうがよさそうです。

それにこの道にはあまり場所を
特定できるものがありませんから、
この番号道標を見なくなったら
道を間違っている証拠ですので、
来た道を500m逆戻りすればいい
という優れものです。

これは頼りになりますねえ。

なにせ道の途中には、
こんな宿泊施設の案内が立っていたりして、



道案内がないと迷いそうなところもあります。

ま、たまにはこんな親切な
看板も立っていますけどね。



道標に沿って間違わずに歩いていきますと、

「飯盛山(めしもりやま)」

の展望台の登り口に出てきます。



これはぜひとも寄ってみましょう。



しばらく上ると広場がありました。



そこからは、こんな景色が見えていました。



久しぶりのひらけた天気で
気持ちよかったです。

その狭い広場の一角に
「三角点」がありました。



「飯盛山(351m)」の三等三角点です。



思わぬところで三角点をゲットしました。

ひとしきり休憩したところで、
さあ再び歩き始めましょう。



基本的に展望台の跡なので下っていきます。



若干「馬の背型」の下り道を降り、
4番の道標をこえて下っていきますと、



自動車道との交差点に出ます。



あ~、このあたりでまた
若い男性一人に抜かれました。

今日はもう4人くらい見かけたでしょうか。

ここまで歩いてきた中で、
やはりこのコースはメインになるのかなあ、
普段はほとんどいないウォーカーに
ここではよく合います。

階段道やきついのぼり坂を上っていくと、





熊野古道最古の建物
「高原熊野神社」まで
あと1キロの表示が出てきます。



途中こんな道標もありましたが、
何が刻まれているのか、
う~んよくわかりません。

やがて、出てきた案内が「針地蔵尊」です。

ここはありがたいですよ。



ここに糸を通した針を
二本立ててお祈りをすれば、
見事、歯痛が治るそうです。



え~っと敬老性の歯槽能力も
磨かれるんでしょうか。

よく拝んでおきましょう。

その先には、テレビ塔がありました。

そうやねえ、この辺はこういう施設が
必要なんでしょうねえ。
結構山があっちこっちと続いていますからね。

でもNHKだけでいいのかなあ。



そうそう、最近は覚せい剤やら
なんとなく厄介な事件が多いですよねえ。
なので、テレビ塔にも糸を通した針を立てて、
いいニュースが流れるように
お祈りしておきましょうと



馬鹿なことを言いつつしつつ続きます。