ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

日本一長い商店街 その5

2014年07月24日 20時20分29秒 | ウォーキング

さあ、それでは大阪天満宮に入っていきましょう。



菅原道真の死後、
彼の怨念は雷神となって
清涼殿に雷を落としたといわれ、
天神信仰が始まったと言われています。

創建後このあたり一帯は

「天神の森」

と言われるようになり、
その名残が「南森町」という地名に残っているとのことです。

後の世になって、
彼が学問に秀でていたことから
学問の神様とも崇められるようになり、
今日に至っています。

だから、ここの天満宮の境内に
掲げられた絵馬の数は半端ないです。



ほとんどが合格祈願なんでしょう。

これが拝殿。



大勢の大阪人の心のよりどころというだけありますね。
何となく祈りがしみこんでいるような風情でした。

またこんな梅の紋が入った鬼瓦には、



天神さんへの親しみが
どことなく塗り込められているような気がします。

天満宮の別名に「天神社」というのがあります。

街道を歩いている時も各地で見かけましたが、
これには「天津神」を祀っているものもあり、
すべてが菅原道真とは関係があるわけではないそうです。

これからは、街道歩きでも
そのことを念頭に歩こうと思っています。

大門と言われる表門がこれ。



天井にある干支の絵を彫った方位盤が
鮮やかな色彩を放っています。



境内では、現在、喪中であるため
詣でることはせず、
神様に気づかれないように
こっそりと歩いて回るにとどめておきました。

大門の東側にある老舗料亭「相生楼」の門前には、
川端康成生誕の地碑がありますので
そこも訪ねました。



残りの天神橋筋1丁目の商店街を抜け、



さらに南下しますと、
大川に架かる「天神橋」に出ます。



橋の上に掲げられていた橋銘碑が
北詰に置かれてありました。



そこから大川に降りると河川敷公園です。



下流の天満橋まで大川沿いを歩きますと、



まもなく行われる天神祭の準備を
各所で見かけました。

これは提灯を建てるための支柱でしょうか。



縄で固定されているところが、
面白かったな。

ここから眺めると、
対岸に熊野街道の起点である
「八軒家」浜が見渡せます。



天神祭を見て、
熊野に出発した旅人もいたんでしょうねえ。

頭の中に往時のにぎわいを描きつつ、
このシリーズも終わりです。

明日は天神祭のクライマックス、船渡御。

出かけて行かれるのもいいですし、
テレビ大阪で中継されるのを見るのもいいでしょう。

いずれにしても、
今年はちょっと違った視線で
天神祭りを見ることができれば、
このブログを書いた甲斐もあるってもんです。


日本一長い商店街の日本一長いブログ?終わり