ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

日本一長い商店街 その3

2014年07月22日 21時00分13秒 | ウォーキング

天神橋筋商店街と
阪神高速守口線が交差するところには
川もないのに、橋の欄干が残されています。



この橋は

「夫婦(めおと)橋」

昔、ここには天満堀川という
運河が流れていたそうです。
その堀川も環境悪化のため
埋め立てられ、今やこの橋の親柱や
欄干だけが残っているんだそうです。

これがその親柱です。



と、そんな史跡を眺めていたら
その視線の先に、木々の緑が目に入ってきました。

そう、そこは都会のオアシス「扇町公園」でした。

行ってみましょう。

商店街もアーケードのおかげで、
日陰とクーラーで快適なんですが、
やはりこういう緑も必要ですよね。



あちこちの木陰でご老人が昼寝をしておりました。

面白いモニュメントがあったので
写真を撮ろうとしたら、
その下に何やら物体があります。

近づいてみると、若い女性が昼寝をしておりました。
あられもない姿だったので
写真は遠慮しときましたが、
一体どんな生活をしているのかねえ。

この公園の印象はこの建物に支配されています。



いつもおなじみ、
テレビの8チャンネルはここから飛んできてます。
そう、ハチエモンの関西テレビです。

また、この公園には扇町プールもあります。



ミセスは昔水泳選手でした。
大阪市内で生まれ育ったので、
青天のこのプールで
ビール瓶のように日焼けするまで、
散々練習をしたそうです。
今はなみはやドームなどもあって
そちらがメインのようですが、
当時はここでの練習が盛んだったそうです。

当時の飛び込み台が、
公園の片隅にモニュメントとして残されていました。

これ。



よく見ると、
「なるほどこんな形だったように記憶している」
とミセスは申しておりました。

ベンチに腰かけて水分補給をして
また商店街へと戻ります。

今度は天三商店街です。



お~っと、あんなところに杉玉があります。



酒屋の二階で、風格を漂わせている様子は、
doironの杉玉とは全然違って立派です。

doironの杉玉はこんな感じです。



しょぼーい。

この商店街もやはり、
天神さんとの共生を色濃く出しています。



提灯に「恩輝」という文字が書かれてあります。
天神祭が近づくと町ごとに
いろんな文字の書かれた提灯をあげます。
それが、とってもわかりにくいのだそうです。

例えば
「敬義」、「衿胤」、「聖庿」、「示錫」などもあるそうです。

儒教の経典などからの言葉で、
しかも篆書や隷書で書かれてあるから
読みにくいことこの上ないのです。

そのようにわかりにくいことには
実は意味があって、
提灯に書かれた文字について
店の人に尋ねることで
コミュニケーションが生まれることを
目論んでのことなのだそうです。

どの言葉も意味も分かりませんでしたが、
ただひとつだけわかる標記がありました。

それが「影向」です。

このブログの読者の方なら
何度か見かけられていると思います。

あと、この商店街で目をひくのが、
アーケードにぶら下がっている鳥居ですね。



神額部分にその鳥居の色が書かれてあります。





萌黄、桔梗は知ってましたが、
真朱は初めてです。

それにしても、各商店街が
本当に趣向を凝らしていて、
次は何だろうとついつい先を
歩きたくなるように仕組んであるんですね。

ここでは「駐輪をなくす社会実験」と称して



関西大学主体で休憩所を設けたりしています。



商店街という商売の形態の中にも、
いろんな考察が内在しているんですねえ。

ちなみに、天神橋筋商店街1丁目、2丁目、3丁目部分は
朝10時から夜8時まで
自転車は押して通行しなければならない
との決まり事もあるそうです。



人出の多い店街ならではの措置で、
安全に買い物をするためには
大切なことなのかもしれません。

続く