ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

小さな大自然

2014年07月19日 21時57分51秒 | 自然

今夏の大イベントであった
大自然に抱かれた北海道旅行も終わり、
季節はどんどん進んでいく。

そして北海道のような大自然ではないけれど、
doironが住んでいるこんな小さな街でも、
自然はいろんな営みの姿を見せ、
季節の移り変わりを教えてくれる。

では最近のほっつき時に、
目についた自然のことを
つらつらと書いてみよう。

今年も気がつけば、
1週間ほど前から大阪でも
クマゼミが鳴き始めている。
あのジャンジャンなくセミの声と、
モクモク湧き上がる入道雲は
すっかり夏の風景である。

いつも散歩する公園のヤマモモは
北海道に行ってる間にすっかり落ちてしまい、



今年のヤマモモ酒はついに作れなかったな。
収穫をミセスに委託をしておけばよかったなあ。

樹の下で傘を逆に広げて
わっさわっさと枝をゆすると、
時期が良ければヤマモモの実が
わんさかと落ちてくる。

おばさんが一人でやる作業じゃないけどね。

そんな公園に向かう散歩道で、
恐ろしい光景に出会った。

これ。



巨大なムカデが羽化前のセミを捕まえて、
貪り食っている姿です。
おそろしいでしょ~

近寄りがたいこの景色に、
思わず足が止まってしまいました。

こんな小さな神社の鎮守の森でも
食物連鎖はそこここで展開しています。

こんな葉っぱの上の蛹も



いつ鳥や他の虫に襲われるかわかりません。

そうそう、先日庭でゴーヤとトマトのお世話をしている時です。
物干し台の先にトンボが1匹止まっていました。



近づいて行っても逃げる様子がありません。
指を伸ばしていくと、
触る寸前に飛ぶのですが、
すぐさま同じところに戻ってきます。
それを何度繰り返しても行動が
doironを馬鹿にしているように同じなのです。

よほどその物干し台の先っぽが
気に入ってるんでしょう。

ん?待てよ。

ということはそれは何か理由があるからなんだな
と思って下を見ると、
メダカの甕の真上でした。

ははーん、さては卵を産みに来てるんだな。

以前、車で信号待ちをしている時に、
白い色を水面と勘違いして
灼熱のボンネットにトンボに卵を産み付けられたことがある。

それはトンボの勘違いで、
卵は一瞬にしていり卵になってしまったのだが、
まあそれほどまでに
トンボにとって卵を産み付けるということは
大事業で命がけの行動なんだろう。

物干し台に止まったトンボも、
甕に浮かべた水草に卵を産みたい一心で、
doironの指先攻撃にもめげず、
その場所を死守したかったのに違いありません。

しかし、そうはさせません。
もし万が一そこに卵を産み付けられて孵り、
ヤゴにでもなられた日には
大切なメダカさん達が餌食になってしまいます。

これは阻止せねばと考えた挙句、

納戸にあったBBQの古い網を持ち出して、
甕の上に置くことにした。



これで完璧だろう。

ただ、もう既にいくつか卵を
産み付けられてしまっている可能性も否定できません。
でも孵化した直後ならメダカさん達も勝てるかもしれません。
そういう自然の摂理に期待しつつ、
一方でしばらくは甕の中を注視していなけりゃならんな
と思ったトンボ事件が先日ありました。

その後、写真に写っているトンボのことを調べてみたら、
そのトンボはなんと
オオシオカラトンボのオスでした。

オス~?

じゃあ、卵を産みに来てるんじゃなくて、
水辺に飛んでくるメスを待っていたのかも。

あるいはもしかしてdoironの知らないうちに
その甕で生まれて羽化したばかりの
トンボだったのかもしれません。

身近な小さな自然にも
いろんな大自然のドラマが潜んでいるんだと
しみじみ感じていたdoironなのでした。