ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

夢は大きく、お菊山 後編

2013年05月24日 21時03分18秒 | ウォーキング

お菊山へと西に向かう稜線は、
軽いアップダウンが続く気持ちいい道だ。



少し前に友達がトレイルランで走ったコースである。
思わずdoironも走りたくなったが、
小さな生き物の存在がそれを阻んだ。
風に揺られてプラプラ動く小さい生き物なので、
なかなか写真にとりにくい。
ようやく何とかわかるかな?程度に
撮れたのがこれ。



赤い矢印の先にぶら下がっているのが

毛虫

暖かくなり始めの今が
ちょうど季節なんだろうね。
こんなのがいくつもいくつもぶら下がっていたよ。
ガードレールにもいっぱいついていた。



まるで、珍百景・・・もういいか。

針のような毛が生えたのもいれば、
尺取虫みたいにうごめくやつらもいる。

今回持ってきた登山用のステッキが大活躍したよ。

それでも、見落として突っ込んでしまうので、
ふと気が付いたら腕のところで這ってたり、
太ももでごそごそしていたりした。

幸い背中に入った奴はおらんかったからよかったものの、
帽子はもう必需品である。
5分に1度くらいの割で
首Dさんと、体の前後を目視で確認し合った。
人があまり来ないコースは
そういうところが困ったもんだ。

それにしても、なぜ毛虫って
あんなにプラーンとぶらさがるのだろう。

葉裏でじっとしてたら
鳥に襲われることもないだろうにねえ。

そんな毛虫に注意を払いながら
ようやくお菊山山頂に到着した。


烈女お菊の石碑があり、少し広くなっている


標高は320mだそうだ


関空方面への眺めは抜群



時刻は12時10分。

歩き始めてからちょうど2時間だった。

ここで昼食となる。

今回もお弁当を入れてきた。
これ。



テーマは、やはりトレッキングだな。
そんなお弁当に加えて
首Dさんが、保冷材の入ったクーラーバッグに
ビールを用意してきてくれたし、
さらに、ガスコンロも持ってきて、
ラーメン(マルチャン正麺)まで炊いてくれた。





ビールがもう少しあれば、
宴会となるところだったぜ。

ところで、この山はなぜ、お菊山なのか。

とそれを書き始めると
長くなるので省略するが、
とにかく秀吉の戸籍上の孫にあたるお菊さんが、
この山で男装して切った髪と鏡を
松の根元に埋めたといういわれがある。

その当時の松は今はもうなくて、
地元の人が植樹したりしているものの、
松くい虫にやられて根付かず、
今回行った時も石碑の横に植え替えられたような
若い松が立っていた。
今はそれが「お菊松」なんだそうだ。

当時の松が残っていると思ってきてみたら、
山頂付近にはいっぱい松があるため、
一体どれやねんとなるところである。

そんな山頂に限らず
この山域は秋には松茸山となるくらいだから、
赤松がたくさん自生している。
なのでシーズンには、
立ち入りが厳しく制限されることになる。



今回登ってみて思ったのは、
お菊松に限らず、
そんな多くの松が、
今は松くい虫によって大変な被害を受けているようだってことだ。

こんな立派な松も、すっかり枯れ、



なかには枯死して風雨に耐えられず、
倒木となっている松もあちこちで見られた。



松茸は大事に監視されてきたけど、
まさか松がやられるとは
山主の方もきっと戸惑いを隠せないだろう。

烈女お菊もあの世で悲しんでいるかもね。


昼食を含めて40分間の休憩をし
12時50分から下山を開始した。
山頂から5分で、分岐に出るのでそこを右折。





馬の背を下っていくと、


道はやがて谷へとはいっていく。
雨の時期はちょいとこの道は歩きにくいだろう。

40分ほどで右に立派な池ノ谷橋に出るので右折し、
立派な車道を歩く。
高速の高架道路の手前で
右折道を間違えて20分ほどロスをしたが、
何とか元の新滝ノ池に出たところで



時刻は14時50分。車には15時ちょうどに到着した。

合計4時間50分。
実動約4時間の適度な汗をかきました。

帰りの車の中で、これからもいろんな山に
ちょこちょこ行こうと、
首Dさんと夢を大きく膨らませた
お菊山トレッキング

これにて終わりです。