ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

たゆまぬ時の流れの中で

2012年06月11日 22時34分27秒 | 生活

昨日は時の記念日。

日本書紀によると、
日本で始めて水時計が
時を告げたのが
6月10日であったことから
決められているという。

この日にちなんで、
日本各地で様々な催しが開かれたと
ニュースが告げていた。

なんでも、スカイツリーの影を
針に見立てた世界一の日時計
について考える動きもあるとか。

そんな「時間」について考えるとき、
僕らの中にはいくつかの時計がある。
日々、追いかけるように迫ってくる針を持った時計。

進んでほしいのになかなか進まない時計。
秒針や長針などなくてもよい、
滔々と流れる時間を描く時計。

マラソンをやってた頃は、
まさに秒針を追いかけるかのように走っていたものだ。
腕にはめた時計を

「出るぞ、自己新!」

という時にはワクワク眺め、

「あ~あ、また記録を更新できなかったか」
というときには恨めしく眺めたものだ。

時には、人生についてしみじみと
考えさせられる時計も自分の中にある。

doironが自分で働いて、
初めて買った時計は、
ハイブリッド時計だった。

針が指す文字盤と
その下に小さな窓があって、
時間がデジタル表示されるやつで、
結構長い間使っていた。

そしてぼちぼちその時計がくたびれてきた頃、
当時夢中になっていたアウトドアスポーツでも
使用できるようにプロトレックを買おうかと思い始めた矢先、
マラソンに狂いだし、
カシオのラップメモリー50というのを買った。

仕事を離れたら、頭の中はマラソン、
トライアスロンで占められていた時代のことです。

今も腕には後継機種ともいえるPHYSが巻かれ、
時を刻み続けています。

その間、マラソンでも浮き沈みは激しくありましたし、
トライアスロンでもいろんなことがありました。

挙句に命まで落としそうになったこともあるのは、
皆さんご承知の通りです。

そして仕事だってそう。

前の職場では部署が変わるごとに、
微妙にライフスタイルも変わりましたが、
ここに来て仕事そのものが変わり、
生活も以前はマラソン応援に駆けつけたこともある両親が
介護となるなど、
始めて時計を買った頃と今では
全く違った姿の時間の中で生きています。

時の流れとともに、
人生も緩やかに、しかし確実に流れていったわけですね。

doironの中にある、
いくつかの時計のうち、
人生時計ともいうべき時計は
ゆっくりと、そして着実に
時の記念日のあとさきも、
たゆまず動き続けています。