雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

講談を聞きました

2014-04-19 21:02:40 | 最近の話題
愛知県図書館へ行きました。
催し物が開かれるお知らせの看板が出ていました。
開始時間を見たら5分後です。
催しは講談です。
いままで聞いたことがなく聞いてみようと思ったことも
ありません。
でも"聞きなさい"と何かの力が働いたみたいなタイミングの
良さだったものでつい会場の入り口をくぐってしまいました。
男性が1人と女性が2人が演じられました。
演目は「越の海勇蔵」、「鼓ケ滝」、「豊竹呂昇」です。

「越の海勇蔵」はお相撲さんの話です。
体の小さな人を断りきれずに弟子にしました。
こんな小さくては無理だと親方は思います。
他の弟子たちに無理な仕事を与えて帰ると言い出すように
仕向けよと命令します。
3年稽古をしてもらえず雑用にこき使われました。
とうとう諦め帰ることにします。
最期に他の部屋との稽古を見にいくことを許されます。
そこで部屋の人たちがいない間に横綱と稽古をする
ことになります。
彼の強さに驚き、帰すのならくれといわれます。
こうやって相撲取りになりましたというお話です。

「鼓ケ滝」は井原西行の歌の話です。
鼓ケ滝という名所へ行って歌を読みました。
自分でもすごくいいできだと思いました。
遅くなったため年寄り夫婦と娘がいる家に宿を
頼みました。
歌を披露したら3人にそれぞれ歌を直されました。
自分は有名な歌詠みだと思っているのに普通の人に
直されむっとしましたが、直されたものが自分の
ものよりずっと良くなりました。
はっと目がさめたら夢でした。
慢心せず努力しなければと思ったというお話です。

「豊竹呂昇」は名古屋出身の女性の浄瑠璃師がどう
努力したのかというお話です。

引き込まれました。
おもしろかったです。
聞いていてはて落語と講談ってどこがちがうのだろうと
考えました。
落語は生活の中の出来事を会話形式で演じてみせるもの、
講談は歴史的な実話を会話もあるけど説明する形式で
演じるものなのかなと感じました。
検索してみるとだいたいあっているみたいです。

もっとわかりにくいものかなと感じていましたが聞いて
みればそんなことはありません。
なんでも1度は触れてみるものですね。
5月11日には素浄瑠璃が催されるそうです。
素浄瑠璃とはなんでしょう。
できたら聞いてみたいです。
人形は出てきませんと言ってみえました。

入場者はちょっとさみしいものでした。
せっかくのいい催しです。
無料ですし、日本の芸能に触れましょう。

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