雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ホリス・ウッズの絵

2014-04-20 21:00:00 | 
パトリシア・ライリー・ギフ著"ホリス・ウッズの絵"を
読みました。
児童書に当たると思います。
十一歳になるホリス・ウッズという捨てられていた女の
子の話です。
里親から里親へと移り住んでいます。
手に負えない子というレッテルが貼られています。

リーガン家の夏の家にいくことになりました。
1歳年上のスティーブンやその両親と過ごします。
スティーブンと楽しく過ごし両親ともうまくいっています。
彼らは彼女を家族として迎えたいと望みます。
彼女もそのことを喜んで待っています。
ある事件が起きてホリスはリーガン家の一員になることは
出来ないと決めます。

ホリスは老いた彫刻家の女性のジョージーの家に行きます。
二人はうまくいっています。
ホリスには絵の才能があります。
しだいにジョージーには認知症の症状が現れてきます。
ホリスはジョージーを一人にしておけなくてジョージーを
連れてリーガン家と夏に過ごした家に逃げます。

家族がない子供はきびしい人生になることが多いですね。
施設でまとまって暮らすのでなく里親に託されるようです。
短期間に次々に里親が変わるというのは思っただけで
つらそう。
福祉事務所はただ託すだけでなく、学校に行ってるか
行ってないか見ていてフォローもしっかりやっている
ようです。

ホリスはリーガン家やジョージーのように分かり合える
人達に出合っています。

コメントを投稿