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雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

蝶たちは今…

2017-06-05 21:00:00 | 

日下佳介著"蝶たちは今…"を読みました。
ミステリーですがだいたいの犯人や状況は初めのころ
から登場人物たちが語っている通りです。
楽に読めて何となく最後まで読んでしまう本です。

康雄と拓也は飛騨に旅行に行きました。
康雄がバッグを間違えらててしまいます。
その中に入っていた手紙はすでに亡くなっている蓮田直子
から亡くなっている妹尾秀人に宛てたものでした。
二人の間には接点がありません。
この間違いから康雄、拓也、康雄の友人の和子と康平と
謎を探ることになります。
妹尾は17年も前に亡くなっています。
妹尾は現在の柳原英会話学院の理事長をしている美栄子と
学生時代に付き合っていて事故死した時に美栄子を含む
友人らと東北を旅行をしていました。
ウラナミシジミという蝶がいると美栄子に教えられ見に
行って崖からおちました。

蓮田直子は3年前に亡くなっています。
死ぬ前に美栄子の学院に英語の教材を沢山売っています。
彼女は別荘地で学院の外人講師と無理心中をしたということで
処理されています。

美栄の元へは毎日蝶の絵のハガキが届いています。
3年前も届き一旦止んでいたのがまた届くようになりました。

直子の幽霊が現れます。
姿をみられたり電話を架けてきて名乗ったりします。

そんな中康雄が車で轢き逃げされ亡くなります。

幽霊を装って美栄子を脅したがため何人もの人が亡くなって
います。
警察は真実を知ることなく過ぎてしまっています。
手を下した犯人が悪いのは決まっていますが、そんな状況に
追い込んだ人物って裁かれることはないのでしょうか。
法律で裁かれなくてもきっと報いはうけると思うのですが
うまく生き抜けてしまう人もいるのでしょうね。

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