日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
群馬・館林にある分福茶釜の「茂林寺」に行ってきました
先日館林に行った時、分福茶釜の寺としてよく知られる「茂林寺」に寄ってきました
正式名称・青龍山茂林寺は、室町時代中期の応永33年(1426年)、大林正通大和尚によって開山された曹洞宗寺院だそうです
総門をくぐって、山門までの境内には咲いた“シロハギ”を背中に22(?)体のタヌキ像が建てられています
タヌキさんの表情、姿はそれぞれ色々、一体ごとに川柳ならぬ言葉が掘り込まれとっても楽しめました
分福茶釜の「茂林寺」として、有名になったいわれは幾つかあるようですが、次の話が一般的だそうです
寺伝によると、開山租大林正通に従って、伊香保から館林に来た守鶴なる者がおり、代々の住職に仕えていました。 元亀元年(1570)、七世月舟正初の代に茂林寺で千人法会が催された際、大勢の来客を賄う湯釜が必要となりました。 その時、守鶴は一夜のうちに、どこからか一つの茶釜を持ってきて、茶堂に備えました。 この茶釜は不思議なことにいくら湯を汲んでも尽きることがありません。 守鶴は、自らこの茶釜を、福を分け与える「紫金銅分福茶釜」と名付け、この茶釜の湯で喉を潤す者は、開運出世・寿命長久等、八つの功徳に授かると言いました。
その後、守鶴は十世天南正青の代に、熟睡していて手足に毛が生え、尾が付いた狢(狸の説もある)となってその正体を現わしてしまったといわれています
しかしこの話は、守鶴なる者が人間ではない事であり、あまりに怪異に過ぎる感じで、私にはもっとユーモラスな話として受け止めたい気がします
上の画像は本殿です
当寺の本尊、釈迦牟尼仏像が祀られています 応仁2年に建立され、享保12年に改修・現在に至っているそうです
境内には古木が多く見られました
大“サワラ”
“ラカンマキ” (県指定天然記念物)