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“シノブ”が紅葉していました

色んな紅葉がありますが、“シノブ”が紅葉しているのを見つけました

四万温泉街を歩いていて、温泉街の石垣に“シノブ”が植えられており、黄色く紅葉いや黄葉していました

“シノブ”は、シダ植物門シノブ科に属する「シダ」で、樹木の樹皮上や岩上に生育する着生植物です

“シノブ”の葉は、羽状・複葉っぽく裂け、全体としては卵形になっています                                            小葉は先がやや細い楕円形で、やや厚みがある革状の葉質をしています                                                小葉の裏面には、小葉全体より一回り小さいだけの胞子のう群があり、胞子のう群は包膜に包まれ、全体としてはコップ型で、先端の方に口が開いています

葉は通常冬に落ちる落葉性で、春になると葉を展開させます 

“シノブ”は昔から愛好家が“ミズゴケ”などを芯にして“シノブ”の茎を巻き付け、シュロ縄などで整形して「釣忍(つりしのぶ)」などに仕立てたり、鉢に盛り上げて植栽して鑑賞用に栽培されてきました

“シノブ”の優しい緑色は大変情緒があります                                                                 最近は昔ほど見かけなくなりましたが、夏の夕涼みには、“シノブ”の釣り鉢に水をかけて涼ををとる風景は格別な味わいを感じます

“シノブ”の黄葉する姿ははじめて見ました

高原等でみるワラビなどの茶色の黄葉とは違って、石組みされた岩の間に生えた“シノブ”は夏の涼味を感じさせるだけでなく、黄葉して秋の優しい情緒を感じさせてくれました

“シノブ”は落葉近い時、黄葉するのですが、草紅葉とは又違ってなかなか綺麗です

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