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“ヤブミョウガ”の実が今頃生ってました

実にびっくりしました

今年は夏が猛暑の多かったせいか自然のものが少し季節感がずれているようです

かといって、何でもずれている訳ではないのですから、複雑化しているといえます

今月初め、群馬・高崎の少林山・達磨寺境内で、“ヤブミョウガ”の実が生っているのを見つけました

日陰の境内斜面に“ヤブミョウガ”群落が生えていました

“ヤブミョウガ”を紹介しますと

通常自然生の高い森林辺など陰地の湿潤な立地に生え、ケヤキ林、スギ植林地などの林縁に見られます                                                                                       高さ1mになる多年草で、花は両性花と雄花があり茎の先から出た花茎に5~6段にわたって円錐状につきます                                                                               花は萼片3、花弁3、雄しべ6、雌しべ1で、雄花は雌しべが退化して機能しなくなる一日花です                                           果実は果だが、裂開せず青黒色に熟します

通常“ヤブミョウガ”は夏に小さな白い花を咲かせ、秋には直径が5mmほどの藍青色の実をつけます

実の色は、黄緑色→途中茶色で→藍紫色と変化します

秋の深まりにあわせて、黒味を帯びてまるで黒真珠のような輝きを乗せた黒紫色に変わって行きます

自然が造る色合いはとても神秘的です

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“ジンジソウ(=人字草)”は、ユキノシタ、ダイモンジソウと似ています

先だって信州・安曇野をドライブした時、途中通ったドライブインで、山野草の販売コーナーを見かけ覗いてきました

鉢植えされて、“ユキノシタ”に良く似た花がびっしりと咲いて花棚に並んでいました 

花の名は、“人字草(ジンジソウ)”といい、ユキノシタ科、ユキノシタ属の花です  9~11月

花をよくみると、“ユキノシタ” とよく似ていますが、“ユキノシタ”の花は上花弁の斑点が濃紅色なのに対し、“ジンジソウ”は黄色なので見分けはすぐつきます                                                         また花期は、“ユキノシタ”が初夏で、“ジンジソウ”は9~11月の秋です

“ジンジソウ”は山地の岩場で、清水流れる様な湿った環境に生育する多年草です                                                                  和名・“ジンジソウ”は花の下の花弁が 長いので、それが人の字に見えることから付けられたそうです

葉は、 “ダイモンジソウ” よりも大きく、花は“ユキノシタ”によく似ていますが、葉が違います

別名は、「紅葉葉大文字草」と呼ばれています

花は5枚の花弁を持ち、上の3枚は極端に小さく、スペード型で黄色い文様(赤もある)があります                             下の2枚の花弁は細長く広がっています
雄しべは10本、雌しべの先は2つに分かれてます

花軸や花柄には小さな腺毛がたくさん生えて、苞葉は線形をしています                                                  花柱は最初は短く、花後にはまるでカタツムリの目のように赤い球が伸びているのが分りました

“ジンジソウ”の花言葉は、花びらの形が不揃いなので「不調和」 だそうです

「  恋心 」 という言葉もあるそうですが、先の言葉と随分違和感がありますね

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