生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人食い人種との会話

2009年07月03日 | 第7章:自分を知る方法
何?、人食い人種だって!、と驚かれるでしょうが、1973年のメキシコでの或ワークショップでの話です。ニューギニアの人食い人種の村出身の某宗教家ですが、ニューヨークでの1970年代の生活と1940年代のその村での子供のころの生活を比較しながら貴重な経験談を語ってくださいました。地域と文化と歴史の違いで傍目には感情生活が相当違うと想像されますが、どの時代、文化、地域でも、その感情生活は同じだと断言していました。不安、怒り、鬱、錯乱はどこでも同じだそうです。人肉を食べない人が異常者、人肉を食べる方が異常者、それぞれの時代と地域と文化では扱いが違います。そのように心理療法では第1回の面談では相手の感情を否定せず、何故このような感情になっているのかを冷静に洞察していきます。何故この人は身体症状となるまで自分を追い込んでいるのか、その原因を見極めるまでは相手の感情をそのまま受容していく必要があります。
:<感情の受容:254-2>:

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