生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

アイデンティティーの統合

2009年07月24日 | 第7章:自分を知る方法
心理療法を終結するときに、患者さんと談笑しながら3つの事を<はなむけ>に語りますと、患者さんが、何故、その事を最初に言わないのですか?と寂しそうに、かつ、残念がって話す方もいます。原則としては心理療法では患者さんの五感と体感と人生観、人間観を何よりも大切にし、退院されるときに、質問されれば敢えて答える、という範囲の内容なのです。しかし、何故、今、退院するときに、と残念がる事例の場合、あーあ、私は駄目だなあ、と反省しています。その3つの話とは
これから社会に戻り幸せに生きていくためには、どう考えて生きたらいいのでしょう?という質問に対して(1)自分の生きている意味を明確に理解していること(2)自分の生き甲斐は何かを意識していること(3)自分の魂、成育史(心)、身体を肯定的に愛していること。この3つの指針を与えることです。中には余計なお世話だ、と怒る人もいるので警戒するのですが、この3つを明確にしないと人は決してしあわせになれないのです。:<答えとは何?:258-4>:

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