書く仕事

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「池袋ウエストゲートパークⅦ Gボーイズ冬戦争」石田衣良

2008年11月13日 21時01分06秒 | 読書


池袋という街を舞台にした黒の世界と灰色の世界.
主人公のマコトは,片足を白の世界に置きながら,もう片足は黒と灰色の世界を行ったり来たり.
いつもながらのアバンチュール疑似体験をさせてくれる池袋ウエストゲートパークシリーズ.
もう第7作目なんですね.

正直いって,文学作品としてのレベルというかランクは私には良くわかりません.
でも,面白いんだからいいでしょ?っていうのが率直な感想ですな.

マコトのような体験をしてみたいとは決して思わない.
怖いし痛いし下手をするとヤクザから殺される.

でも,マコトみたいな友達がいたら楽しいだろうなと思う.
いっしょに酒を飲んで話を聴いてみたい.

今回は,Gボーイズのキング・タカシのマコトに見せる友情が結構泣かせる.

冷酷を絵に描いたようなタカシでも,中小企業の社長なみに組織の運営の難しさを感じているのだなあ.

そういう意味で,タカシも年を取った,というか本当の大人になったということかもしれません.

さあ,このシリーズこれからどうするのかなあ?

30過ぎのマコトやタカシは想像できないぞ!

しかし,ここまでこのシリーズを飽きさせずひっぱってきた石田衣良さん,ご立派です.


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