書く仕事

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すごい人だったんですね.吉備真備.

2010年04月10日 22時15分00秒 | テレビ
先週と今週の土曜7時半から9時まで,「大仏開眼」の前後編を見ました.

私,恥ずかしながら,歴史は苦手.
戦国時代なら,大河ドラマの記憶を頼りに多少は付いて行けるけど,この時代は聖武天皇と桓武天皇の区別も付かない.

そんな私ですが,ちょうど娘が歴史の時間に習ったことの復習になるかもということで,先週見てみました.

面白くなければすぐ切ればいいと思ってですね.

でも,見始めると面白い面白い.

これは大河ドラマにしても十分いける.

藤原仲麻呂と吉備真備の政治闘争がメインなんだけど,権力志向で好戦的な仲麻呂と,学問に秀で,軍事や国際情勢にも詳しい吉備真備の対照が非常に興味深い.

とにかく,吉備真備がカッコいいのです.

力ずくで相手をねじ伏せようとする仲麻呂を相手に,一歩も引かず,時にはやさしく,時には力強い,心に響く言葉で仲麻呂を言い負かしてしまう.
最善の戦とは,「戦わずして勝つこと」
相手も見方も一人も損なうことなく戦争をせずに世の中が治まることがベストなのです.


この考え方はどこかで聞いたなあと思ったら,そう,天地人の直江兼続でした.

本当に国のことを案じる優れた政治家というのは,意外に共通点があるのかもしれませんね.

ネットで少し調べてみたのですが,歴史上,学者出身で右大臣にまで上り詰めた人は二人しかいないのだそうです.
一人は,あの菅原道真公.
もう一人が吉備真備なんです.

唐に2回も渡っているし,彼が唐から持ち帰った多くのものが政治や文化面で,日本に与えた影響はすごいものがあるようです.

それと,鑑真を呼び寄せて唐招提寺を建立したのも吉備真備だから,本当にすごい人だったようです.

いやあ,知らなかったです.

勉強になった歴史ドラマでした.

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