![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f6/cb316c5ce0114df4583ddec8d849b2ba.jpg)
きっと四万十川に追い抜かれたんだろう。平成2年度の環境庁の調査で日本一の清流に選ばれた
という神浦川は、西彼杵半島の脊梁をなす山地から西に流れて角力灘に注ぐ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/4c/cb70e2be0c7b3b75facc656460b98ba6.jpg)
河口に位置する漁港から、池島が見える。そこで2001年まで石炭を掘っていたというからすごい。
炭坑は昭和の遺産と思っていたけれど、2001年といえば平成13年。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/91/1fd66bd1a1282628dd0a9476c20dd9ac.jpg)
あそこに見えるのが池島だ。なにやら住居のようなものが見える。昭和34年に石炭を掘り始めて、
最盛期には7000人を超える住民がいた。当時は人口密度が日本一だったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/9c/ddeef371a76699a90515b722d6e2904d.jpg)
片道400円ぐらいで池島に渡れるというから、行ってみることにした。1日に何便か、フェリーとか
高速船とかボートが出る。実際に海を渡ると、岸で眺めるより波が荒い。ボートはつらいかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e2/13ec9d5183c4a0ddff58bd1011ccbe86.jpg)
これが池島の空撮写真。ちいさな島に思えるけれど、港の中にすっぽりと軍艦島が収まるらしい。
もっとも、池島がでかいわけじゃなく軍艦島がちいさいだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8c/3de0f00b1cbff5d1932220fc7e78ccc6.jpg)
島に着いたら、こっちこっちと会議室に連れ込まれた。そこにはヘルメットをかぶった人たちが、
集会の始まるのを待っていた。何の活動かと思ったら、炭坑の見学に出かけるのを待っている
人たちだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/6a321faf2fda949e4f9ffa932ef1d265.jpg)
ヘルメットをかぶらされ、見学料として2500円ほど徴収された。船代にくらべると結構たかい。
せっかくだから穴を見ていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e1/42db5e29523ec5a40730158dff49eacc.jpg)
常日頃、自分が働いているとき炭坑に入っているイメージがわいてくる。北海道の夕張で炭坑を
見学して以来ずっとそうだ。長崎の池島の炭坑は、さてどうだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/49/03725854fbec85724d4141f0d5d6d083.jpg)
案内をしてくれる人の言葉が九州なまりで、ほとんど聞き取れない。ここで産出する石炭はとても
品質がよくて、日本の各地で炭坑が閉山しても2001年まで営業を続けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a8/6a1438b303085fab685ee8a628b99a83.jpg)
池島から潜って海底の鉱脈を掘り進んだ。鉱区はこのような広がりを見せている。と、いっている
ように聞こえたが、確かなことはわからない。このまま掘り進めば軍艦島のほうまで鉱脈が続いて
いるといったような、いわなかったような。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d3/6b7396be19eb1776e0dfe8af51f8af9a.jpg)
こんな石炭が、まだまだ掘れば出てくる。うまく使えば役に立つのだけれど、海外産の石炭に比べ
コストが高いので競争にならない。そんなふうに聞こえた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/57/b79d62edfd2e7278ee6b9cc62569c68c.jpg)
この葉巻のようなものは、発破につかうダイナマイト。よかった、うっかり火をつけたら大変だった。
もう二度とブログが書けなくなるところだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/a6/3a0277376cec2646b4d7ad6b536a2c1c.jpg)
あそこが出口である。あそこから外に出ると、何でもない日常の光景がじつに美しく見える。じつに、
あわれぶかく思えてくる。会社から帰るときのように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c4/4384dff3cd052cee2334e28a8da0c5e5.jpg)
池島の市営アパートは、家賃が月5000円らしい。5万円ではなく、5千円。島には銭湯があって、
料金は100円だと聞いた。そう確かに聞いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/67/f381ded4f24bb9081fba185a3956dae9.jpg)
泊まろうと思えば宿泊施設もあるそうだけど、高速船に乗って戻る。この島に住んでいる人が十数人、
渡ってきて降りた。入れ代わりに乗って、神浦川の河口に戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/87/95ffd63af5800a894a697dda78fd4009.jpg)
関連記事: 夕張
という神浦川は、西彼杵半島の脊梁をなす山地から西に流れて角力灘に注ぐ。
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河口に位置する漁港から、池島が見える。そこで2001年まで石炭を掘っていたというからすごい。
炭坑は昭和の遺産と思っていたけれど、2001年といえば平成13年。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/91/1fd66bd1a1282628dd0a9476c20dd9ac.jpg)
あそこに見えるのが池島だ。なにやら住居のようなものが見える。昭和34年に石炭を掘り始めて、
最盛期には7000人を超える住民がいた。当時は人口密度が日本一だったという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/9c/ddeef371a76699a90515b722d6e2904d.jpg)
片道400円ぐらいで池島に渡れるというから、行ってみることにした。1日に何便か、フェリーとか
高速船とかボートが出る。実際に海を渡ると、岸で眺めるより波が荒い。ボートはつらいかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e2/13ec9d5183c4a0ddff58bd1011ccbe86.jpg)
これが池島の空撮写真。ちいさな島に思えるけれど、港の中にすっぽりと軍艦島が収まるらしい。
もっとも、池島がでかいわけじゃなく軍艦島がちいさいだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8c/3de0f00b1cbff5d1932220fc7e78ccc6.jpg)
島に着いたら、こっちこっちと会議室に連れ込まれた。そこにはヘルメットをかぶった人たちが、
集会の始まるのを待っていた。何の活動かと思ったら、炭坑の見学に出かけるのを待っている
人たちだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/be/6a321faf2fda949e4f9ffa932ef1d265.jpg)
ヘルメットをかぶらされ、見学料として2500円ほど徴収された。船代にくらべると結構たかい。
せっかくだから穴を見ていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e1/42db5e29523ec5a40730158dff49eacc.jpg)
常日頃、自分が働いているとき炭坑に入っているイメージがわいてくる。北海道の夕張で炭坑を
見学して以来ずっとそうだ。長崎の池島の炭坑は、さてどうだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/49/03725854fbec85724d4141f0d5d6d083.jpg)
案内をしてくれる人の言葉が九州なまりで、ほとんど聞き取れない。ここで産出する石炭はとても
品質がよくて、日本の各地で炭坑が閉山しても2001年まで営業を続けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/a8/6a1438b303085fab685ee8a628b99a83.jpg)
池島から潜って海底の鉱脈を掘り進んだ。鉱区はこのような広がりを見せている。と、いっている
ように聞こえたが、確かなことはわからない。このまま掘り進めば軍艦島のほうまで鉱脈が続いて
いるといったような、いわなかったような。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d3/6b7396be19eb1776e0dfe8af51f8af9a.jpg)
こんな石炭が、まだまだ掘れば出てくる。うまく使えば役に立つのだけれど、海外産の石炭に比べ
コストが高いので競争にならない。そんなふうに聞こえた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/57/b79d62edfd2e7278ee6b9cc62569c68c.jpg)
この葉巻のようなものは、発破につかうダイナマイト。よかった、うっかり火をつけたら大変だった。
もう二度とブログが書けなくなるところだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/a6/3a0277376cec2646b4d7ad6b536a2c1c.jpg)
あそこが出口である。あそこから外に出ると、何でもない日常の光景がじつに美しく見える。じつに、
あわれぶかく思えてくる。会社から帰るときのように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c4/4384dff3cd052cee2334e28a8da0c5e5.jpg)
池島の市営アパートは、家賃が月5000円らしい。5万円ではなく、5千円。島には銭湯があって、
料金は100円だと聞いた。そう確かに聞いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/67/f381ded4f24bb9081fba185a3956dae9.jpg)
泊まろうと思えば宿泊施設もあるそうだけど、高速船に乗って戻る。この島に住んでいる人が十数人、
渡ってきて降りた。入れ代わりに乗って、神浦川の河口に戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/87/95ffd63af5800a894a697dda78fd4009.jpg)
関連記事: 夕張
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