散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

白雲山

2022-08-26 | Weblog

あの「大」という字のついてる山に白い雲がかかると雨が降るので白雲山というそうだ。天気予報がない頃から地元の人は白雲山を見ては、雲がかかってるから早く家に帰ろうなどと判断した。今でも天気予報より頼りにしてる。

 
白雲山・金洞山・金鶏山など奇観の山々を総称して妙義山という。ふもとにある妙義神社は、日光東照宮を作ったのと同じ匠らが東照宮の150年後、この地にやってきて築いた。徳川家に縁のある神社だ。
 
 
おそらく金洞山か金鶏山のどこかに徳川埋蔵金が隠されている。赤城山など探すより妙義山を探したほうがいい。小学校の体育館にぎっしり詰めるのと同程度の金塊が土中でうなっている。
 
 
白雲山に雲がかかっているので、雨降りにならないうちに撤収する。なあに徳川埋蔵金は逃げないから今度ゆっくり探しにくればよいではないか。私は空模様を見ながら妙義山を後にした。
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ロックフェス

2022-08-19 | Weblog

フジロック、サマソニ、朝霧といったメジャーなフェスに行ったことがないのは曖昧なものが嫌いだからだ。音楽は好きだけど目当てのバンドの演奏を聴くために目当てじゃない有象無象の演奏に時間と金を注ぎ込まないといけないので、ワンマンライブより曖昧で不明朗なのがロックフェスだから、できる限り敬遠してきた。

 

はじめて夏フェス的なものに足を運んで、人のテントに寝泊まりしたのはたしか1991年、青森県の下北半島にわざわざ出かけて六ヶ所村のあたりで「いのちの祭り」を楽しんだのが最初だったと思う。タイマーズとかゴーバンズとかを見たんじゃないか。まだ「フェス」という言葉がなくて実質ヒッピーの夏祭りだった。その点ウッドストックっぽかったかも。

 

世間がフェスフェスいうようになったのは1990年代の終わり頃からで、お台場など都内の空き地に客とバンドを寄せ集めて何かやってるぐらいの感じだったのがすぐにメジャー化して不便な地方の野外で音楽を聴くチケットを都会の人間が奪い合う事態が夏の風物誌になった。2000年代にやたら開催地が増えて、アウトドアの雑誌企画で長野の木曽の山の中へ「タイコクラブ」というテクノ寄りのフェスを取材に行ったこともあった。

 

個人的にはフェスに近寄らないようにして、行くならワンマンのライブと心に決めてきたのだった。2020年5月にプログレッシヴ・メタルのドリームシアターの来日公演を楽しみにしていたら、新型コロナウイルス(Covid-19)のパンデミックで開催延期になった。振替公演が2020年10月に予定されていたけど、それも中止になり、2年後のこの夏ついに来日を果たすというから観ようと思ったらフェスだった。

 

8月14日に幕張メッセで1日だけ開催される「DOWNROAD JAPAN 2022」というロックフェスで、朝から晩まで確か全9組の外タレが演奏する。観たいのはドリームシアターだけ。背に腹は代えられないので節を曲げてフェスのようなものに出かけ、目当てのバンドのステージを観ることにした。ついでだから、他のバンドもいちおう冷やかした。ヘッドライナーは圧倒的だった。

疲れない程度にロックンロール!

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