会社で仕事をしていたらメールで銀座ツアーの案内がきた。なんだそりゃ、あとで読もう。仕事が片づいて
帰る前に添付ファイルを開いて読むと、職場のすぐ近くの「知られざる名所」をめぐる徒歩ツアーのお誘い。
すべて参加すると3時間半も平日の午後を割くことになるけど、興味のあるところだけなら1時間かそこら。
近所だし、会社に居づらいから出かけてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/8d/f710d88400c3f6adbd339e46f220386d.jpg)
まずは銀座1の9の8、奥野ビル
昭和のはじめ(1932年というから昭和7年)に「銀座アパートメント」として建てられた、先進的な設計・装備
の高級住宅だったところが、80年以上たってレトロな雰囲気が受けてギャラリーやらショップやら入ってる。
そのビルのエレベーターが銀座で唯一の手動式だという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/d4/b1a19d994fbc4aa0bae1454c61082525.jpg)
手動式ってなんのこと?
電力の代わりに人力で動いている(地下に大勢の人足がいて歯車を回している)とかだったら、地下の様子
がむしろ見たい。しかし、そんな人足などいなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/65/ffdee40bcf5aa2d7cf427bbb20313fed.jpg)
ではなにが手動なのか?
ドアが自動で開閉しないので、手で開け閉めするエレベーターだった。そんな不便なと思うけれども、当時
は最先端の設計だったし、80年もすれば銀座で唯一のレトロな装備として珍重される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1b/55384d1ebe12da8144b3bca4067876d1.jpg)
ボタンは「呼」になってる
「上」とか「下」とかじゃなくて「呼」を押す。考えてみると今のエレベーターも「呼」だけで事足りるような気が
しなくもない。中華人民共和国の都市戸籍を持つ観光客とか、「上」も「下」も押しちゃうから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/fe/1f4b78e6330fe5ec448bc5c70629cafa.jpg)
来たエレベーターに乗る
「坂田さん」と話しかけられた。主催のPR会社の人と化粧品の掲載でやりとりしていたから誘われたことが
わかった。仕事より散歩が好きだから案内状が届いたわけではないようだ。あたりまえか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a9/009d45c1e1a0434328aa11b86ac8285c.jpg)
「開」「閉」のボタンがない
あとは普通のエレベーターと変わらない。ちゃんと手動で扉を閉めないと動かないようになっている。だから、
降りるとき閉め方が甘いと他の階の人に迷惑がかかる。自動ドアにしたらよいのでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/15/93113cff46d84bc0a672a7562b14814c.jpg)
続いて伊東屋に向かう
奥野ビルは普段も自由に出入りできるから、ツアーじゃなくてもエレベーター体験はできる。しかし、ふらっと
行っても堂々とエレベーターで上ったり下ったりする度胸がなかなか持てないだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/62/3d23b20b722cf7152bcb097b2e5a995a.jpg)
よく行く伊東屋に到着!
文房具とか買いにくる店まで、ついてきてしまった。建て替える前は上から下まで歩いて品物を眺めたことも
あるけれども、新装オープンしてからは用のある階しか行ってないなー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/39/7ca4072be609c9c69ff03de0a1d7fd7b.jpg)
11階にファームがあった
伊東屋の社員のなかでも実力がいまひとつの二軍メンバーが集められている、人材養成所のあるフロアかな。
これから伸びるフレッシュな人ばかりじゃなくて、やる気をなくしたリストラ予備軍とかも大勢いるのかな。ぼくも
入れてもらえるかな……とか妄想したけど全然ちがった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b2/46a0a127b4e3ec86c82ba1c169946c45.jpg)
そこはレタスの製造工場だった
水耕栽培で葉物野菜を育てていた。「へぇ、ファームって工場だったんだ」と何かのライターさんがつぶやいた。
「私、リニューアルオープンのとき伊東屋の記事を書いたんだけど、確かファームって書いた気がする。そのとき
リリース書き写してファームが何のことか全然わかってなかった」とか話してるけど、そんな記事やだなー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/97/adaec0570eb93467d26fda56a5aac7ef.jpg)
伊東屋の広報の人の話
ここもツアーじゃなくても見にくることができる場所ではある。でも、きっかけがないとなかなか見にこないんじゃ
ないかな? 見ないで記事にしてる人もいるくらいだから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/17/40c27fadf1f3592ee9c4289203ec0315.jpg)
12階のカフェで召し上がれます
知らないで食べてるお客さんのほうが多かったりして。1階でもジュースにして飲ませるコーナーがあるらしい。
レタスの試食をさせてくれるというので、せっかくだから食べた。新鮮だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/b0/53bca24b9ebd99a0828e4c12576f66e9.jpg)
レタスを試食する人たち
このあとも催しがあるようだったが、仕事の用事があったので離脱して、とことこ歩いて会社に戻った。働いて
帰宅してからブログに書いた。丸1日ほっといて更新した。おしまい。
帰る前に添付ファイルを開いて読むと、職場のすぐ近くの「知られざる名所」をめぐる徒歩ツアーのお誘い。
すべて参加すると3時間半も平日の午後を割くことになるけど、興味のあるところだけなら1時間かそこら。
近所だし、会社に居づらいから出かけてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/8d/f710d88400c3f6adbd339e46f220386d.jpg)
まずは銀座1の9の8、奥野ビル
昭和のはじめ(1932年というから昭和7年)に「銀座アパートメント」として建てられた、先進的な設計・装備
の高級住宅だったところが、80年以上たってレトロな雰囲気が受けてギャラリーやらショップやら入ってる。
そのビルのエレベーターが銀座で唯一の手動式だという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/d4/b1a19d994fbc4aa0bae1454c61082525.jpg)
手動式ってなんのこと?
電力の代わりに人力で動いている(地下に大勢の人足がいて歯車を回している)とかだったら、地下の様子
がむしろ見たい。しかし、そんな人足などいなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/65/ffdee40bcf5aa2d7cf427bbb20313fed.jpg)
ではなにが手動なのか?
ドアが自動で開閉しないので、手で開け閉めするエレベーターだった。そんな不便なと思うけれども、当時
は最先端の設計だったし、80年もすれば銀座で唯一のレトロな装備として珍重される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1b/55384d1ebe12da8144b3bca4067876d1.jpg)
ボタンは「呼」になってる
「上」とか「下」とかじゃなくて「呼」を押す。考えてみると今のエレベーターも「呼」だけで事足りるような気が
しなくもない。中華人民共和国の都市戸籍を持つ観光客とか、「上」も「下」も押しちゃうから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/fe/1f4b78e6330fe5ec448bc5c70629cafa.jpg)
来たエレベーターに乗る
「坂田さん」と話しかけられた。主催のPR会社の人と化粧品の掲載でやりとりしていたから誘われたことが
わかった。仕事より散歩が好きだから案内状が届いたわけではないようだ。あたりまえか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/a9/009d45c1e1a0434328aa11b86ac8285c.jpg)
「開」「閉」のボタンがない
あとは普通のエレベーターと変わらない。ちゃんと手動で扉を閉めないと動かないようになっている。だから、
降りるとき閉め方が甘いと他の階の人に迷惑がかかる。自動ドアにしたらよいのでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/15/93113cff46d84bc0a672a7562b14814c.jpg)
続いて伊東屋に向かう
奥野ビルは普段も自由に出入りできるから、ツアーじゃなくてもエレベーター体験はできる。しかし、ふらっと
行っても堂々とエレベーターで上ったり下ったりする度胸がなかなか持てないだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/62/3d23b20b722cf7152bcb097b2e5a995a.jpg)
よく行く伊東屋に到着!
文房具とか買いにくる店まで、ついてきてしまった。建て替える前は上から下まで歩いて品物を眺めたことも
あるけれども、新装オープンしてからは用のある階しか行ってないなー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/39/7ca4072be609c9c69ff03de0a1d7fd7b.jpg)
11階にファームがあった
伊東屋の社員のなかでも実力がいまひとつの二軍メンバーが集められている、人材養成所のあるフロアかな。
これから伸びるフレッシュな人ばかりじゃなくて、やる気をなくしたリストラ予備軍とかも大勢いるのかな。ぼくも
入れてもらえるかな……とか妄想したけど全然ちがった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/b2/46a0a127b4e3ec86c82ba1c169946c45.jpg)
そこはレタスの製造工場だった
水耕栽培で葉物野菜を育てていた。「へぇ、ファームって工場だったんだ」と何かのライターさんがつぶやいた。
「私、リニューアルオープンのとき伊東屋の記事を書いたんだけど、確かファームって書いた気がする。そのとき
リリース書き写してファームが何のことか全然わかってなかった」とか話してるけど、そんな記事やだなー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/97/adaec0570eb93467d26fda56a5aac7ef.jpg)
伊東屋の広報の人の話
ここもツアーじゃなくても見にくることができる場所ではある。でも、きっかけがないとなかなか見にこないんじゃ
ないかな? 見ないで記事にしてる人もいるくらいだから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/17/40c27fadf1f3592ee9c4289203ec0315.jpg)
12階のカフェで召し上がれます
知らないで食べてるお客さんのほうが多かったりして。1階でもジュースにして飲ませるコーナーがあるらしい。
レタスの試食をさせてくれるというので、せっかくだから食べた。新鮮だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/b0/53bca24b9ebd99a0828e4c12576f66e9.jpg)
レタスを試食する人たち
このあとも催しがあるようだったが、仕事の用事があったので離脱して、とことこ歩いて会社に戻った。働いて
帰宅してからブログに書いた。丸1日ほっといて更新した。おしまい。