散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

芝桜の丘

2019-04-14 | Weblog
秩父の駅から1.5km歩いて芝桜の丘に行ってみた。ご覧のように地べたを埋め尽くす花の名前が
芝桜というらしい。芝桜の向こうに桜も咲いている。都内だとそろそろ葉桜で、散る花びらが風に
流れてそれはそれで美しいのだが、秩父は桜が花盛り。冬は東京にない氷柱で客を呼んでいたし、
猛暑の夏にきたときは若干、涼しかった。秩父までくると季節感が少し違う。



桜については時間を巻き戻したような感じ。芝桜については見たことがない景色。ここは埼玉とは
名ばかりの東北なのではと疑いたくなるけれど、福島のほうで桜はようやく五分咲きと聞いたから
やっぱり東北ってことはない。標高がちょっと高いだけ。



芝桜には種類があって、ピンクのマックダニエルクッション、スカーレットフレーム、オータムローズ、
ホワイトのリットルドット、アメージンググレース、モンブラン、パープルのオーキントンブルー、エメラ
ルドクッションなど名前がだいたいバタくさい。多摩の流れ、という例外もある。見渡してもなかなか、
どれがどれか判然としない。



北米原産の芝桜を、ここでは襦袢の模様のように植えて分けてあるという。いわれてみればそんなふう
に見えなくもない。開花時期だけ入園料300円とるって聞いた覚えがあるけど、実際に行ってみると百円
徴収されて絵葉書2枚もらった。これでもまだ満開じゃないのかもしれない。



関連記事:   芦ヶ久保の氷柱
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日本近代文学館

2019-04-06 | Weblog
太宰治の「お伽草紙」の肉筆原稿が発見されたというので、駒場東大前の日本近代文学館へ。取材ついでの散歩が
楽しみで働いてるようなものだから、東大に取材にきたら一度くらい寄ってもいいはずの場所なのに初めてだった。
展示物は残念ながら撮影不可なのでブログに上げることができない。


旧前田邸の洋館が駒場公園に保存されている


旧大名の新華族が昭和の初めに建てた邸が公園の中にある。というより邸の庭が今は公園になっている。斜陽族の
夢の跡。この洋館は渡り廊下で和館につながっていて、和館は立ち入り可能だった。


渡り廊下でつながった和館で庭を眺められる

それはそうと、駒場を散歩する機会がなかった理由をはっきり思い出した。駅から駒場公園までの道の途中にある
スタジオで撮影をした日の夜、ヘアメイクさんが暴漢に襲われて命を落としたことが悲しくて、東大に来ても一切
どこへも寄らずに去っていたせいだ。


指折り数えてみるとあれから7年たっている


7年後「お伽草紙」の原稿発見をきっかけに、避けていたスタジオの前をうっかり通ってしまった。見覚えのある
道だったし、スタジオは7年前と同じ看板を掲げてあったから、間違えようもなかった。そういうことだったのか
と風に散る桜を見て思った。


関連記事:  腹凹
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