散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

鎌倉文学館

2016-05-22 | Weblog
薔薇が咲いていた。「特別展 生誕130年 萩原朔太郎 マボロシヲミルヒト」というのを見に、旧前田侯爵家
別邸の鎌倉文学館を訪ねてみたら、庭にいっぱい。


お年寄りがたくさん群がっていた

ここは華族の別邸になる前、お寺だったんじゃないだろうか。そういう奥まった地形だし、高台にあるし、
それっぽいことが書いてある石碑が道端にあったけどよく読めなかった。


この先にそんな碑が立っていた

今日は天気がよくて気温がぐんぐん上がり、坂の上にある建物まで歩いていくのは大儀そうだったが
木陰ですずしかった。


こんなところを通る

展示物の写真を撮ることができないから、まわりの様子ばかり撮っている。長谷寺や大仏も近いけど
あんなには人混みしてないから、とても居心地がいい。


お寺があったようにしか見えない

玄関は2階についていて、展示室が2階と1階にある。3階は非公開らしい。2階のバルコニーからは
海が見える。


山に挟まれた谷戸を庭が占める

垣根の向こうに薔薇の咲き誇る庭園があり、薔薇を目当てにきた人のほうが朔太郎を目当てにきた
人より多いかもしれない。いずれにしても年齢層は高い。


ついでに鏑木清方記念美術館へ

年齢層が高いのは鎌倉じゅう、どこでもそうかと思ったが、小町通りなんかを歩いてると若い人が
ごった返してる。人の多いところを避けるとお年寄りに囲まれるのだった。

関連記事:  また鎌倉
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猫屋敷

2016-05-15 | Weblog
猫の銅像に赤いリボンがついてるのを遠目に見かけて、あれは何だろう? と確かめに近くへ
寄ってみた。レンガ造りの洋館なんて珍しくもないけど、この建物は……右のほうに目をやると
そこにも猫が!猫が!


わざとやってるな

なんだこの猫屋敷……下がって全体像を、あらためて見直す。横浜だからレンガの建物は普通
だけど、どうして猫が?


どうやら正面には2匹だけらしい

猫屋敷には、大佛次郎記念館という看板が出てる。ちょうどカップルが通りかかって「ダイブツ
ジロウ? 知らないね!」といったけど、ダイブツではない。オサラギ次郎が『鞍馬天狗』の作者
ってことは知ってる。『パリ燃ゆ』や『天皇の世紀』も読みかじったことある。


左のほうは喫茶店

この調子だと、記念館の中も猫だらけ……ちょっと興味あるけど、喉が渇いたから喫茶店のほう
に入る。こっちも猫屋敷だろうし。


やっぱり猫だらけ

食べなくてもいいチーズケーキをセットにするとお得だったもんで、ついやっちまった。案の定
お店の中は猫だらけ。いちいち写真を撮るのは憚られるので、手元だけ。


いよいよ本拠地へ

猫そっくりな受付のお姉さんに200円払って、猫屋敷の本館に足を踏み入れる。大佛次郎って
生涯に500匹以上の猫と暮らした愛猫家なんだって。


ブルーが映えるね

待って、どういう計算すれば生涯500匹に? 一夜限りの関係とか含めないとそんな数には
ならないのでは……!


ライトの上に猫が

ほんまもんの猫屋敷やんけ。いつも十数匹の生きた猫に囲まれた生活をしていたというけれど、
そんなペースでは生涯500匹にならんにゃあ~


こっちには招き猫

置き物も数えてるんじゃないだろうにゃあ~

 

 

あそこにも、あそこにも、あそこにも猫が! あんなところに猫の置き物をセットしちゃったら
お掃除するのが大変にゃあ~


こんなふうに猫が並んでいる…

地震がきたら大変だにゃあ~

猫屋敷は港の見える丘公園にあり、近くの神奈川近代文学館で「100年目に出会う夏目漱石」
という特別展を見た帰りに、ふと猫の銅像に目がとまって猫屋敷に引き寄せられた。漱石よりも
むしろ猫屋敷に出会ったのが100年目?


寝室も書斎も猫だらけだったか

大佛次郎は愛猫家というより猫人間、ていうか猫又だったのでは……猫の童話まで書いてるし。


大佛次郎・作 『スイッチョねこ』

950円で売ってたけど、荷物になるから買わなかった。そのかわり、かさばらない手ぬぐいを
1080円で買った。いろいろな猫グッズがあった。


猫の手がいっぱいの手ぬぐい

「公益財団法人 横浜市緑の協会」が作ってる「横浜山手西洋館マップ」を猫屋敷でもらって、
どうせひまだからブラブラめぐることにした。


猫屋敷から眺めた港の見える丘
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下落合

2016-05-07 | Weblog
バスタ新宿という、バスターミナルの新しいやつが4月4日に開業して、ゴールデンウィークにそこから
うっかり高速バスに乗ってしまった。南口のビルの4階からバスがどんどん出発する。なぜか名古屋の
名鉄バスセンターほど基地っぽくない。残念だ。


古いバスターミナルに乗務員が

西口にあったバスターミナルがどうなってるか、ふと気になって見に行った。シャッターは下りている
けど、バスの乗務員っぽい人が3人も集っている。何をしてる人だろう?


臨時便乗場1、2

バスタ新宿でまかない切れない臨時便は、古いターミナルを利用して出してるらしい。長距離バスを
すべてバスタ新宿に集約したという話には、どうも例外があるようだ。


急いでその場を立ち去ると……

駅で3時間100円のコインロッカーを見かけた。最近、1日単位ではなく時間単位のコインロッカー
が増えた。1日いくらで商売するより、安くても回転をよくしたほうが儲かるのか。


なんとなく西武新宿線の新宿駅

東京の私鉄の多くは地下鉄などと相互に乗り入れて、始発駅という感じの駅が少なくなった。その点
西武新宿線はどことも相互に乗り入れていない、孤独なところがいい。


一匹狼の新宿線

気安く乗るんじゃねえという顔つきの、西武新宿線に乗ってみる。沼袋の無鉄砲にとんこつラーメン
食べにいって以来かな? それとも水泳の瀬戸大也選手を取材しに練習場所を訪ねて以来かな?


2つ先の下落合駅で下りてみる

どこでもよかった。ついカッとなってやってしまった。今は反省している。改札を出て、でたらめに
歩きだした。すぐ川がある。川を越えて新目白通りも越える。


この辺も坂が多い

久七坂は、あたりに久七さんという人が住んでいたんだろうと、案内表示の裏に書いてあった。
ずいぶん、なげやり。七曲坂というのもあったが、七つも曲がってたかどうか。


小高いところには寺があるもの

薬王院とかいう立派なお寺がある。入ってみると、さらに階段を上るようになっている。しまった。
また上り下りの多い散歩になってしまう。


牡丹はございません………?

牡丹が有名な寺らしい。「 この先は墓地です 牡丹はございません 」 という立札。牡丹より墓地
だから、この先をさらに上る。


カキツバタらしき花が咲いてる

アヤメかショウブかカキツバタか、何か咲いてる。墓地はいちばん高いところにあり、下りたくない
から突き抜けると、住宅地に出た。そのまま高台を歩いていく。


すると、おとめ山公園に出た

乙女がいるのかと思ったら、おじちゃん、おばちゃん、しかいなかった。公園の案内板を読んだら
おとめ山は乙女山という意味ではなく、将軍の狩場だから庶民は狩猟禁止という意味で御留山だ
とかなんとか書いてあった。まぎらわしいから、最初から漢字で書いてよ。


腕立て伏せする人

なぜ公園でやるんだろう? 見てほしいのかと思って、写真を撮ったら腕立て伏せをやめて
どこかへ行ってしまった。


水琴窟とかいうものがある……

案内板を読むと大がかりな仕掛けだから、いい音がするのかと思って耳を澄ましてみたけれど、
きょうは水琴窟があまり調子よくないらしくて別にいい音はしなかった。


立派な遊歩道まで

おとめ山公園、けっこう穴場だ。広いし、緑が多いし、水も流れている。仕事したくないときなど、
ここへ来れば誰にも会う気遣いがなくて癒されるかも。


ここが新宿から2駅とは思えない

落合という地名は、神田川と妙正寺川が「落ち合う」ところという意味だと案内板に書いてあった。
川の浸食で台地、斜面、低地ができて、江戸時代に低地は水田、台地は農村、斜面の緑地には
神社や仏閣が建てられたとか。


江戸名所図会に描かれた落合

将軍が狩りに来るぐらいだから行楽地で、昔の行楽地なら今だって行楽によさげ。昔は馬やカゴ
や徒歩で行楽に来たんだろうけど、今は西武新宿線がある。


毎年ホタルの鑑賞会やってる?

ぜんぜん知らなかった……オリンピック招致の予算をいくらか回せばよかったのに。ちなみに
おとめ山公園は昭和44年に開園、拡張整備が完了したのは平成26年……いま平成28年
だから、最近じゃん!


この木はスダジイ

「 日本の照葉樹林を代表する樹木のひとつ 」 ということは、スダジイのジイは爺ではなくて、
椎なんじゃないの? 久七坂みたいに、近くに須田爺でも住んでたのかと思った。



坂を下りてくると、公園に隣接したマンションの敷地のような場所に 「 東山藤稲荷神社 」という
碑が建っているんだけど、神社が見当たらない。


神社はどこにあるんだろうか?

マンションの正面にまわりこんでみたら、向こうに参道があったりするかもしれないと思って、
ぐるっと歩いてみる。


マンション建設 絶対反対

マンションに住んでる人たちが、ワンルームマンションの建設に絶対反対といって、横断幕を
掲示している。その向こうで工事が行なわれ、どうも神社のあったところのように思えるけど
確かなことはわからない。


いかにも神社がありそうな場所

どこだろう神社どこだろう、と探しながらワンルームマンション建設現場の前を通り抜けたら
氷川神社が見えてきた。


探してる神社とは違うけど……

まあいいや、せっかくだから絵馬が掛かってるかどうか見てみよう。東山藤稲荷神社をあきらめ
氷川神社へ。


契約高NWE事業部50億必達!

ヌウェ事業部って何だろう? NEWじゃなくてNWE……まさか書き間違いではないだろうし、
検索してみたらNWE(Nu-wrestling Evolution)はイタリアのプロレス団体だった。せめて社名
がわかれば。


落合弁財天に寄る

駅まで戻る途中、落合弁財天を見かけて、絵馬なさそうだけど寄ってみる。と、案内板に写真つき
で興味深いことが書いてあった。


裏手一帯は下落合横穴墓群跡

台地、斜面、低地の、斜面の部分に横穴があって、埋葬された遺体とか遺品が宅地造成中に出た。
それらは新宿歴史博物館に展示してある……面白そうだから新宿歴史博物館に行ってみる。


新宿歴史博物館は四谷にあった

遺体や遺品を撮影していいわけではなかった。撮っていいのは新宿を走っていた市電の車両とか、
昭和の暮しの様子とか、そういうものだった。




関連記事:  名鉄バスセンター  (←基地っぽい)
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愛の南京錠

2016-05-03 | Weblog
藻岩山にのぼってみた。すると鐘があった。奇妙なことに、鐘のまわりに南京錠がおびただしく
取り付けられている。まるで絵馬のよう。


何か書いてある…

「 ぜったい一生支えます 」 とか 「 ずっと一緒にいれますように 」 とか 「 みゆLOVEひろ 」 とか
そういったことが黒マジックで書いてある。愛の南京錠。


I LOVE ひとみ ひとみだけ

うそっぽい。なんだろう、この 「 いわされてる感 」 こそ愛の南京錠のパワー? 他にどんなの
あるか見てみると……


だいたい似たり寄ったりの南京錠

絵馬ほどのバリエーションがないのは、南京錠が小さいせいだろうか? シチュエーションが
いかにもデートスポットすぎるせいだろうか?


ごめん とか書いてあるのもある

「 来年も一緒にこれますように 」 とか 「 今年も一緒にこれました 」 とか、リピーターがいる。
別れたらリピートしないんだろうから、まるで全員ずっと幸せであるかのよう。


鍵ごと残していく

鍵を持ってないと人が外せるのに残していくのは、別れたあとで外しにくるのが面倒くさいから
だれか適当にある程度のところで南京錠をあけて取り外して処分してください、ということ?


写真を撮ってるおじさんがいる

このおじさんもブログにアップするのだろうか? それにしてもこの南京錠、だれが始めたのか
と思ったら、どこかで見たことある看板が!


恋人の聖地 SINCE 2006 桂由美

また桂由美。さては日本中で、BRIDAL MOTHER と称して 「 恋人の聖地 」 を作ってるに違いない。
鳥取でしか見たことないけど、きっとそうだ。


日本 “新” 三大夜景になったとか

札幌は、長崎、神戸とならぶ日本 “新” 三大夜景に 2015年10月9日に決定したとか……従来の
三大夜景のひとつだった、函館の立場は? せっかく新幹線も開通したのに。


昼だけど……反対側は雪化粧

市電も 2015年12月20日からループ営業がはじまって、内回り、外回り、ということになったし、
がんばってるんだな札幌。


冬は雪かきが大変そう

もう5月だというのに、標高531mだというのに、山の上は雪が残ってる。南京錠を手に持った
カップルは冬の夜もここへ来て、震える手で黒マジックを握るのかな?


こんな感じ…夏か

きょうは天気もよくて陽気もいいけど、前日は市街地にもアラレが降って、強風で顔に当たり
散歩どころではなかった。もう5月だというのに。


これを買って取り付けるわけか


通年営業してる


ふもとに下りると桜が咲いてた

北海道の桜って、花だけ咲くんじゃなくて、葉っぱが大体ついてる。種類が違うんだろうか?
それにしても、標高531mの山の上と下で季節が違うとは。


桜と鯉のぼりが一緒になってる


桜とジンギスカン

そういうつもりではなかったけど約1か月のタイムラグを幸いに花見ウォーキングしまくり。



関連記事:  鳥取  (←こんなところにも桂由美)
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