散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

笛吹

2018-11-17 | Weblog
2泊3日の断食をしに山梨の笛吹にいってきた。笛吹は今年2度目。いちどめ何があったかは下のほうに
リンクをはっておくけれど、まさか年内に再訪するとは! 土・日・月と野菜ジュース(&ほんの少しの果物)
を午前10時と午後5時の2回。あとはドクダミ茶とミネラルウォーターで我慢して、整体の施術を1日1回ずつ
受けるほか、することがないので散歩する。(または寝る)


種なし葡萄発祥の地 春日居町

断食の施設は笛吹市の春日居町にあり、まわりは果樹園ばかり。葡萄畑、桃畑、柿畑、苺畑、畑、畑、畑、畑
……ちょっとやそっと散歩したぐらいでは飲食店もないし、コンビニもない断食にぴったりのロケーション。だが
果物は収穫を終えて、盗み食いもできないベストタイミング。


紅葉シーズンにもかかわらず、桜が咲いている

十月桜かと思って地元に人に「毎年この時期に咲く桜なんですか?」と聞いてみたら、いいや春に咲くという
返答。これは石和の温泉通りの桜並木で、十月桜にしては並木が長すぎる気はする。ということは狂い咲き
だろうか? 断食で幻覚を見ているのではない証拠に、スマホのカメラに写るんです。


ほったらかし温泉で初めて入浴してきました

ちょいちょい山梨にくるたびに夜景がきれいと耳にしていた、笛吹川フルーツ公園の奥のほったらかし温泉。
ほったらかしといっても入浴料800円とるし、石づくりの浴槽とか素敵にこしらえてある。山梨の夜景は確かに
美しいが、湯船に横になって天をあおぐと星空もきれいだった。


ひなびた感じの演出がにくい、ほったらかし温泉

すぐ近くに、やまなしフルーツ温泉ぷくぷく、というのがあるのだが……行政がつくった温泉なのでハコが立派
すぎて不人気なのだとか。わかる、わかる。ほったらかし温泉のほうが上手。品川ナンバー、湘南ナンバーなど
東京のほうからクルマで入浴しにくる人も多いし、関西や四国のナンバーもちらほら。


桔梗信玄餅の本社工場テーマパーク

長い長い(と感じた)2泊3日の断食を終えて東京に戻る前に、笛吹市内の桔梗信玄餅の工場へ。脳に糖が
不足していて、ものごとに興味が湧かないんだけど、せっかくだから見物していくことに。


午前中なのにパンダの赤ちゃんか!

220円で袋を買うと信玄餅を詰め放題にできるサービスが人気で、朝いちばんに観光バスの人が整理券を
確保してしまうので一般客の入る余地がない。この日の場合だと、朝8時30分に整理券の配布が終了した。
昨年のパンダの赤ちゃん以上の熱狂ぶり。


熱狂している人たちを見物しにきたらこんな感じ


ぎゅうぎゅう詰めまくっております!


負けてなるかと押し込んでおります!


頭がふらふらしてきたので工場へ

この時点では断食あけとはいえ食べ物を何も口にしていないので、きな粉や黒蜜の香りが立ち込める紛争地帯
に留まる体力がなく、めまいがします。そこで自由見学の生産ラインを心静かに眺めることに。


作業しているおばさんたちが信玄餅に見える!

おじさんも混ざってるのかもしれませんが、どちらにしても信玄餅に見えます。不謹慎とか不謹慎言餅とかでは
なくて、ただひたすらお腹が空いているだけです。急いで何かおいしいものを口にしなければなりません。


効いた~~っ!! 糖のめざめ~~~~!!!

この黒い玉は、桔梗信玄餅万寿といいます。きな粉餅入りの餡が黒蜜の小麦生地に包まれたまんじゅうです。
断食の回復食(?)として食べたら、糖が脳に回る回る!!たちまち思考がクリアになりました。


次は山梨の物産が集まる里の駅へ


試食の鬼と化して、べつの信玄餅をぱっくんちょ

地元では桔梗信玄餅より評価が高い、しかし知名度が低い生信玄餅をつまようじで試食。うまい。あっちには
クルミが入った信玄餅があるではないか。どれどれ。


このクルミ入りの信玄餅が、いちばんうまいかも

うっかり2個差してしまった。ぱっくん。うまし。そろそろ帰りの特急の時間が近づいてきたから、最後にもう
1箇所だけ、ワイン工場を見学しにいかねばなるまい。


こちらも笛吹市内にあるモンデ酒造株式会社


クラシック音楽を聴かせて熟成させてるそうです


さっそく今年の新酒を試飲させてもらうことに


いろんな種類の新酒を試飲したら少し酔いました

2泊3日アルコール抜いたせいか、おいしい。空腹なせいか、しみる。喉を潤すくらいしか飲んでいないのに、
またちょっとふらふらしてきました。石和温泉駅から新宿まで特急かいじで帰りました。会社に戻る前に1杯、
四谷三丁目で鯛塩つけめん食べました。断食終了つけめん最高! 戻って働きました。




関連記事:   プール行脚
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びっき山

2018-11-04 | Weblog
Hanakoにいたときイラストをお願いしたことがある、福島在住のイラストレーターさんから個展の案内を
いただいた。福島駅からバスで40分ほど山に入り終点の土湯温泉で下りると、なかなか紅葉がきれい。
そこから30分ほど山道を歩いていくのは大変だから、電話してクルマで迎えにきてもらった。


びっき山 空cafe 「ひるさがりのきのこ」展 ~11/23

森の中に古民家を改装したカフェがあって、営業している店内にイラストレーターのコーチはじめさんが
100点を超えるきのこの絵を展示しているという。コーヒーを飲んだり、きのこの絵を眺めたりしてみようと
思ったわけだった。


元々は養蚕をしていた建物らしい

カフェを営んでいる阿部さんは庭の木立を切り払って、びっき沼のほうに視界が開けるようにして、切った
木を製材してテーブルやカウンターなどを自作したそうだ。養蚕は祖父の代ぐらいで終えて、父の代には
教会のキャンプ施設として貸していた。そこをカフェにした。中はどうなっているかな?


大胆にきのこの絵が飾ってある

こういう内装だと思って、個展やってると気づかないカフェめぐりのお客さんもいるという。小さいきのこ
も、いたるところに飾られている。カフェになじんでるから、そりゃ気づかない人もいるだろう。


庭に面したカウンターでコーヒーを

置いてあるきのこの絵をいろいろ見て回り、亀の甲羅にきのこが生えてる(乗ってる)絵が気に入ったので
購入した。それはカフェを営む阿部さんの息子さんが亀好きで、「亀を描いてほしい」と頼まれて描いた新作
で、その日に飾り始めたものだった。悪いので買うのやめようかと思ったけど、「売れたら見られないかもよ」
と前もって話してあるそうなので、やっぱり買う。また亀を描いてあげてほしい。


女性客がクルマでどんどんやってくる

こうして休日にカフェめぐりする女性たちが本当にいるんだなあ。コーチさんとおしゃべりしたり、もちろん
個展の主役を独占するわけにはいかないので、持ってきた本を読んだりしていたら日が暮れた。なんか
とてもゆっくり過ごせた気がする。


日が暮れるとまたいい感じになるのだ

せっかくきたので、きのこの絵の前でコーチさんと記念写真を撮って帰ってきた。カフェのまわりは電灯が
ないので、足下は真っ暗だけど見上げると星がきれいだった。桜が弘前とだいたい同じ、4月末から5月に
咲き、6月にびっき沼のモリアオガエルが木の枝に卵を産んで、あじさいが8月に咲く……四季折々楽しい
だろうな。近くの温泉に泊まってコーヒーを飲みにくるのもいいと思った。


大きなきのこの絵の前で記念写真を
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