散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

崇福寺

2016-08-20 | Weblog
長崎は異国文化の窓口だけあって、ふらふら歩いてると発祥の地にぶつかる。


ボウリングの発祥


国際電信の発祥


西洋料理の発祥、ほんまかいな


缶詰製造の発祥

日本で最初に製造された缶詰は、イワシの油漬けだと書いてある。こうして記念碑を眺めると西洋の文化や
文明ばかり取り入れているようだけど、街を歩いていると西洋というより中華のほうが生活に溶け込んでる。


年季が入ってる

中華街はもちろん、そこを離れても中華、中華、中華……中華の合間に和や洋が入る。ちゃんぽんと皿うどん
しか、長崎の街を見てると食べる気にならない。魚もおいしいんだろうけど。


昼はちゃんぽん、夜は皿うどん


皿うどんはビールを飲みながら

いちばん最後に日本に入ってきた仏教の宗派、黄檗宗の寺があると知って見てきた。京都の宇治の萬福寺
にしても、東京の白金の端聖寺にしても、いかにも中華だから長崎の崇福寺も面白そう。


やっぱりそうくる?

寛永6年(1629年)長崎に在留していた福州人たちが、故郷から超然という僧を迎えて寺を作ったのが
崇福寺のはじまり。


隠元の萬福寺よりずっと先だった

黄檗宗の寺というと、魚のかたちの木魚とか、お腹の出た布袋さんの像とか、そういうものを期待してしまう。
さっそく木魚のほうは見つかった。


魚のかたちをしている木魚

たしか、魚は眠らないと考えられていたから修行のとき眠気を覚ますために魚のかたちの木魚を鳴らすとか
そういう話だったような気がする。


ところで布袋さんはどこだろう?


…………ここではないようだな


十八羅漢の中にも混ざってない


右端のやつちょっと似てるけど


なんかこれ……


耳傾けてるけど

こういうのって仏教というより道教っぽいような? 本当はここ道教寺院じゃなかろうか。そんなことを思い
ながら、布袋さんを探す。


ここではないようだな…………


なんだこのでっかい鍋は

寺宝巨鍋、これはむかし飢餓救済のために粥をたいて施したときの鍋らしい。ずいぶんいっぱい粥ができそうな
巨鍋だな。


………………いた!

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