散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

ガンダム残骸置場

2011-08-20 | Weblog
あまり会社に行くのが好きじゃないので、どうしても気分が乗らない日などは、わざわざ遠回りして
意味もなく散歩してから、脚を休めるために……と自分を納得させて職場に立ち寄る。

そんなことを繰り返している、夏のある日。ゆりかもめに乗って、人の波に流されるように台場駅で
下車すると、「ガンダム→」という貼紙が目に入った。それだけ。


…バラバラじゃないか!

「ガンダム→」という、手書きの貼紙が示すほうへ流れていくと、フジテレビお台場合衆国とかいう
大イベントに引き寄せられていく善男善女の群れとは別に、確固たる足取りでプロムナード公園に
向かう人々が存在する。


うれしそうな悲しそうな表情でガンダムを見る人々

シャアなら「連邦のV作戦、噂には聞いていたが実在していたとはな」とつぶやきを漏らすだろうし、
アムロの実父テム・レイなら「何をしている、避難民よりガンダムが先だ!」と叫ぶだろうと思われる
そんな光景。お台場って、たしかに東京のサイド7みたいな辺境だよね。


ビームサーベルが土管みたい! 手に乗る人も

2年前、このガンダムが組み立てられてお台場の公園に立っている姿を、ゆりかもめから見たことある。
「等身大」って、確かに設定通り18mなんだけど、少し言い方おかしくないかと思ったことも忘れていない。
それがいま、こんな無残な姿に……。


自転車を必死で漕ぐと、ガンダムの目が少し光る

8月13日から21日までやっている、「お台場ガンダムプロジェクト2011」というイベントだったらしい。
フジテレビお台場合衆国とは関係なく、ひっそりガンダムの残骸を取り囲む人々はどこから来て、
どこへ行くのだろう? ぼくは仕方ないから、脚を休めに会社へ行こう。


関連記事:ガンダムカフェ(Dec.2010)
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