プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★古老のつぶやき⑤反面教師

2013-06-12 14:17:40 | 日記・エッセイ・コラム

 ジムのラウンジで新聞を読んでいたら、テレビを観ていたおばさま連中が、「あの女の人、39歳よ。私より若いのに、とても老けて見えるわねぇ」、「服装が地味で、化粧が下手だからだわ」と、声高に評価し始めた。

 「くすんだ顔色だから、私だったら▲▲色のベースにして、、、」、「合わせのスーツの色は、、」などと、彼女達の会話はますますエスカレートして行った。

 彼女達が、日頃、どんな化粧や服装をしているのか知るよしも無いが、私には、TVに映っている人の方が美人に見えた。

 他人を批判することで、優越感を感じるのか、或いは、ストレス解消術なのか??「人のふり見てわがふり直せ」と、自戒、自戒。


★古老のつぶやき④自動車講習

2013-06-11 08:18:31 | 日記・エッセイ・コラム

 過日、受講した「高齢者自動車教習」は、基本動作を反省する良い機会になった。

 座学では、「信号機の色の配列(横・縦・上下別)は?」、「道路の白線の長さ(市道・国道・高速別)は?」、「シグナルを出すタイミング(交差点・進路変更別)は?」等の問いに、正解出来なかった。

 また、実技研修では、無事故無違反を自負していたが、感心出来ないクセを発見した。過去、40数年間、経験に頼り、「運転」ではなく、車を「動かしていた」に過ぎず、免許取得を目指す生徒達に、「真似てはいけない」実例を露呈したようで、バツが悪かった。

 これからは、動体視力や反応能力が加速度的に減衰する。免許証の返納時期を見極める判断材料を得たと感謝している。


★古老のつぶやき③誰の責任

2013-06-10 11:23:15 | 日記・エッセイ・コラム

 海外旅行人気が高まる一方で、空港で添乗員に置き去りにされた男性が、旅行会社を訴えた裁判は、注目に値する。

 事件の概要は、ヒースロー空港で、男性の手荷物検査が手間取り、添乗員は空港係員に、「ひとり遅れる」旨を告げた。が、係員に搭乗するように促され、携帯電話で「頑張って帰国して下さい」と男性に告げ、他の参加者と一緒に帰国した。

 彼は、現地の旅行会社にホテルの手配や道案内等を依頼し、翌日、帰国したが、その間の費用は全て本人が負担した。

 会社側は、「過失は無いので、費用等は負担しない」と主張し、話し合いで決着せず、提訴したものだが、同様の経験があるので、他人事と思えない。


★古老のつぶやき②自己責任

2013-06-09 10:09:56 | 日記・エッセイ・コラム

 レストランのカウンター席で、隣り合わせた中年女性達の会話が耳に飛び込んできた。

 話題は、過日、山で行方不明になった小6の児童二人が、自力で下山したことで、「良かったわねぇ!」を連発し、我が事のように喜んでいた。

 これが私のような高齢者だった場合、おそらく、「いいとしをして」、或いは、「年齢を考えないからよ」と、立入り禁止区域に入ったことをなじったに違いない。

 たとえ子供であっても、「してはいけないこと」、「守るべきこと」がある。親や先生は、100人を超える捜索隊が動員され、関係者に大きな迷惑をかけたことを本人に教えて欲しい。

 多種多様な個人の価値観を尊重し過ぎて、公の秩序やそれに伴う制約を排除する傾向が強すぎる世の中になった。結果に一喜一憂する風潮に危機感を覚える。


★古老のつぶやき①優先席

2013-06-08 09:47:51 | 日記・エッセイ・コラム

 久し振りに東京の電車に乗って、その混雑ぶりに驚いた。20代、30代、40代の3回、東京勤務を経験した時に感じたことの無い違和感だった。

 優先席に座ってスマホに夢中になる若者の傍らに、私と同年輩の男性が立っているのをみて、あるCMが頭に浮かんだ。

 我が子が優先席に座ったのを母親が注意すると、「僕が座っていて、お年寄りが乗ってきたら譲ってあげるのだ」と答え、おばあさんが乗り込んでくると、「おばあさん、どうぞ」と席を立つと「そういう親切もあるんだ」とナレーションが入るCMだ。

 「空いているから座るのか」、「空けておくべきなのか」を論じるつもりは無いが、今の私達にとって、「東京はとても住める環境ではなさそうだ」と、妻と意見が一致した。