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時悠人chosan流処世術

★箱根旧街道を歩く(2/2):雲助の実像

2013-06-07 08:42:43 | 日記・エッセイ・コラム

024029 苔むした石畳の道は、起伏に富み、雨が降れば滑って危ないだろうなと注意深く歩を進めて行くと、道わきに「雲助と呼ばれた人たち」と題した立て札を見つけた。

023_2そこには、雲助の三つの条件が書かれており、「力が強いこと」、「荷造りが上手なこと」、「歌がうまいこと」とあった。

 興味深いのは、二番目の荷造り上手で、「荷物を見れば誰が造ったものかが分かり、箱根で造った荷物は京都まで壊れなかった」とあり、誰にでもなれる職業ではなかった。

 時代劇に登場する箱根の雲助は、山中で旅人に悪さをする悪人扱いにされているが、実像とかけ離れているようだ。街道を歩いてみて、往時の箱根が難所と言われた所以を実感した。