プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★錦秋の那谷寺

2010-11-25 10:45:21 | 日記・エッセイ・コラム

201011_028 「石山の 石より白し 秋の風」と詠んだ芭蕉の句碑が残る那谷寺の境内は、まさに錦秋一色に染まり、やがて長く厳しい冬を迎える。201011_015 加賀温泉郷は、山中・山代・片山津・粟津の四つの温泉の総称だが、それぞれに特徴を持っている。

 山代温泉に泊まり、紅葉の見頃も終わりに近づいた古刹を訪ね、散り始めた落ち葉を踏みしめながら、錦秋に染まる境内をゆっくり散策した。201011_019 201011_002

 那谷寺の信仰は自然の摂理(自然智)にあり、奇岩遊仙境を中心に山水画のような世界が広がっている。洞窟をくぐり祈る「胎内くぐり」をするイワヤ本殿は、洞窟が白山の方角に向かっている。201011_007

 白山は、富士山・立山とともに日本三霊山のひとつだが、死後の魂が神住む白山に登り清められ、地上に回帰する山岳信仰が息づいている。那谷寺からほど近い円行山山頂にある生雲(いぐも)は、宿泊施設を備えた「自然智の里」で、瞑想や写経等、心の癒しを求め訪れる人も多い別天地だ。

なお、28日の瀬戸内海タートルマラソンに出場するため、30日までブログを休止。