プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★トレッドミル活用法

2007-07-19 09:31:58 | スポーツ

 トレッドミルは、走力養成には不向きだが、距離とスピード・経過時間を正確に把握出来るので、体調診断に利用すると便利だ。やり方は簡単で、トレッドミルのスピードを、少しずつ上げて行き、心拍数の変化をチェックしてみる方法だ。

 スピードを8.0キロ(1km7分30秒)、傾斜角度3度に初期設定した。5分毎に8.3キロ、8.6キロと徐々に加速すると、120台から130台、140台へと上昇し、142で安定した。エアロビック・ゾーン『(220-年齢)×0.6~0.7』(私の場合94~110)をはるかに超えた。胸が苦しくなり、8.3、8.0とスローダウンし、6.0キロ(1km10分)のウォーキングで終えた。

 所要時間30分、距離は4kmだった。最後のウォーキングでの心拍数は、110に戻っていた。好調時、ウォーキングで100を超えることはないだけに、体のどこかに異変が起きていると感じた。

 日頃、心拍計を使ってトレーニングしていると、「心拍数とスピード」の連関を体得できる。私の場合、8.6キロ(1km7分)ペースで、120~125が平常値だ。以前は、100台だった。心拍数には個人差があるので、定期的にチェックすれば、体調や加齢による走力変化を自己診断する指標となる。是非、一度試すことをお勧めしたい。


★災害列島を守るのは?

2007-07-17 09:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

 7月16日に発生した「新潟県中越沖地震」は、既に死者9人を数え、さらに被害が広がっている。2004年にも中越地震が起きており、今年3月の能登半島地震を加えると、「震度6以上」の大地震が北信越地方に集中している。

 季節外れの台風4号が太平洋側の都市を襲い、地震が日本海側を襲った。日本列島は、まさに「災害列島」と呼ぶに相応しい。これから台風シーズンに入ると、沖縄・九州は定番の通過ルートになる。個人レベルでの対策には限界があり、国土全体の予防保全を行政に期待したい。

 「いつ、何が、どこで」発生するか、予想出来ないのが災害だけに、難しいことは承知している。しかし、河川の氾濫や土砂崩れ、或いは、道路陥没などの被害は、ある程度の対策が可能のはず。山の中腹にトンネルや取り付け道路を作れば、下の集落への影響は必至だ。自然の地形や生態系を不自然な開発で、歪みを生じていないか総点検し、秩序ある国土の保全に予算を投じて欲しい。

 公共工事を一律に削減するのは成果ではない。防災対策や車道・自転車道・歩道の整備などの国民生活に真に必要な公共工事に振り向けない愚が問題だ。せめて、アメリカの新型戦闘機を買うお金があるなら、それを災害対策費に回してほしい。限られた財源だからこそ、「美しい国創り」のために、予算の傾斜配分が大切なのだが。


★雨中の墓参り

2007-07-16 09:09:16 | 日記・エッセイ・コラム

 早朝、雨の中を墓地公園に行くと、既に1台の車がゲート前に停車していた。縦列で開門を待ったが、定刻の5時になっても係員が姿を見せない。待つ身には時間の経過が長く感じられ、10分経過時点でついに車を道路脇に寄せ、墓まで走った。

 駐車場まで数百メートル。傘は役にたたず全身ずぶぬれになった。車に戻ると係員がゲートを開けている最中だった。私の前に来ていたドライバーが、文句を言っていたが男は無言で開錠すると、謝りもせず走り去った。車体に「総合警備保障」のマークがあった。足元の悪い日は、定刻よりも早く開門するのが思いやりというもの。プロとしては失格だと腹が立った。

 気を取り直して、好きなCD「夜のララバイ」(五木寛之作詞、藤田まこと唄)をセットした。『優しいという字を 人を憂うと読んでみる、、』で始まる歌は、スローで怒りのテンションを鎮め、『優しいだけでは生きられぬ 強くなるだけ心が寒い、、』のさびの部分まで来ると、平静さを取り戻した。

 担当者のルーズさを責めたが、定刻に遅れた事情があったかも知れない。理由も聞かない私が、怒るのは筋違いだと反省した。2題目は、『偲ぶと言う字を 人を思うと書いてみる』で始まる。お盆に相応しい詩が、心に余裕を与えてくれた。


★選択肢~「不満と不安」~

2007-07-15 13:39:43 | 日記・エッセイ・コラム

 参院選の公示後、初の日曜日。もうそろそろ「年金問題」だけを争点にする時期は過ぎた感じがする。今まで、防戦一方だった与党にしても、年金問題を追い風に利している野党にしても、総合的な政策構想を明確にするステップに差し掛かったと思う。

 各政党のマニフェストを読めば、百花繚乱で「その通り実現出来るの?」と訊きたくなる。マニフェスト選挙は、大いに歓迎するが、選挙前だけの大風呂敷では困る。もし、実現出来なければ、「具体的な責任をとり方」を明示し、覚悟の程を示して欲しい。

 政権与党と異なり、野党の行政能力は未知数で不安がつきまとうのは当然だ。それでも、政権交代を訴える以上、目標達成のためのアクション・プログラム不在では、任せて大丈夫なのかとの「不安」が残る。今までの政権に対する不満票が、野党の支持票に直結すると考えるのは安直だ。

 選挙の勝敗の鍵を握るのは、無党派層だと言われるが、中でも、30歳代の票の行方は極めて大きい。日本の将来に責任を持てるのは、年金受給者や団塊の世代ではなく、”団塊ジュニア”と言われる若年・中堅層だからだ。その人達の投票行動が、その日の天気次第というのでは、将来、自分達の首を絞めることになり兼ねない。いろいろな「不満と不安」が渦巻くが、投票まで残すところあと2週間だ。


★年金の損得勘定

2007-07-13 14:15:48 | 日記・エッセイ・コラム

 ニュージーランドに住む娘から妻に、「日本で年金問題が大変になっていると、ニュースで知った」と、電話があった。「お母さん達の年金は大丈夫なの?」と、心配していたとのこと。

 妻からその話を聞き、ふと娘の年金の方が気にかかった。ワーキング・ホリディでオーストラリアに1年、一旦帰国して、再度、ニュージーランドに渡り、まる3年経つ。最初は、いずれ日本に帰ってくる予定が、今では永住を決意したようだ。そうなると、今まで支払った保険料は没収される。

 国民年金と厚生年金を通算して10年間程度だが、支払った保険料は、かなりの金額になるはず。25年未満者の保険料は、元金さえ戻らないのは何故というのが、素朴な疑問だ。将来、万が一、気が変わって帰国すると言い出した時のことを想定すると、悩ましい。

 現在、受給資格を巡る立証問題は、”性善説”で決着させる方向のようだが、受給資格そのものについても検討すべきだ。「強制加入だから受給条件を満たさない限り、全額没収」ではなく、必要経費を控除した後、積み立て額の何割かでも返還する保証がないと、予測出来ない生活環境の変化に対応出来ない。身勝手と思いつつ、未払いでも、「支払ったとみなす」妥協案を出すなら、積み立て期間の短縮があっても、良い気がしてならない。