プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★子供の社会見学

2011-08-25 11:34:19 | 日記・エッセイ・コラム

 金沢の証券会社で、小学生の株取引の体験学習が行われた。社会見学の一環だそうだが、子供達がPC画面の株価を見たり、会社四季報をめくる光景は異様に思えた。

 義務教育における社会見学は、ライフライン中心にその大切さを徹底的に理解させるべきだ。電気・ガス・水道だけでなく、ゴミ焼却場やリサイクル施設等、最も身近で、最も地味な仕事に従事する人達のおかげで豊かで安定した生活を送っていることを学習させ、感謝の気持ちを植え付けることが基本だ。

 切り口が一つの事業でも、それに関連する事業は幅広い広がりを持つ。その周辺事業の内容と必要性を論理的に学習すれば、公共性とか社会秩序に対する身の置き方も自ずと習得出来るというものだ。

 証券会社に足を運んだ事が無い大人も大勢いる。ましてや、余程、関心がないと四季報を開く必要はないもの。それを子供たちに見せて何の学習効果を期待したのか、甚だ疑問だった。まさか、廃止された「ゆとり教育」への意趣返しではないとは思いつつ、、、。