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時悠人chosan流処世術

★NHKの重大事??

2011-08-24 09:04:28 | 日記・エッセイ・コラム

 午前7時、いつも通り、NHKテレビを見ながらの朝食。「島田紳助が芸能界引退」の見出しが飛び込んできた。テレビのトップニュースは、新聞の一面見出し記事にあたり、社説と同様、その社の考え方が分かる程のインパクトを持っている。

 芸能ニュースがNHKのトップを飾るのは、大物の死亡時位だ。途中で嫌気がさし、民放に切り替えたが、全て同じニュースなので、NHKに戻した。延々と10分も続き、次にリビア情勢で、昨夜、民主党の代表選に前原前外相が出馬表明したニュースは3番目でしかなかった。

 民放5局でレギュラー番組6本を持っていれば、利害関係者にとって大問題かも知れない。だが、私には全く関心がない。最近、私の周辺で「テレビが面白くない」と言う声を多く聞く。一説には、地デジ化の投資額が大きく、番組制作費がカットされたからとか。そのせいでもあるまいが、おバカや他人を中傷することで笑いをとるタレントが氾濫気味だ。

 今から50数年前、大宅壮一が「テレビばかり見ていると想像力や思考力を低下させる」と嘆いて、「一億総白痴化」と表現したのが当時の流行語になった。メディアの果たすべき役割が当時以上に重要になったIT時代だけに、NHKには、孤塁(「良識の府」)を守ってほしいと願う。