『ストロベリイナイト』などの誉田哲也の青春小説。主人公は女性ギタリストの夏美。インディーズバンドのペルソナ・パラノイアのメンバー。祐司は元バンドマン。今は先輩の芸能事務所に勤める。交互に二人の視点が入れ替わりながら物語は進む。リーダーでドラムの畑中、ベースを持っている時と普段が全く変わってしまうジン。ボーカルは美形の薫。その中で輝く夏美の才能に惚れた祐司。スカウトしようとするが、夏美は取り合わない。そんな時に事件が。薫が…。そこからはロードムービーである。それぞれの人生、魂を巡る旅。というと妙に妙にだが、夏美はやっぱりロッカーなのだ。何だか音楽が聞こえてきそうな一冊。☆☆☆☆。
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