1933年、ソビエトのウクライナの村、飢えに苦しむ村、少年が猫を捕まえに出かける所から始まる。時代は戦後に。大祖国戦争の英雄で国家保安省捜査官の主人公。部下の子供が亡くなる。殺人と訴える被害者の家族に、ソビエトでは犯罪は無いという「事実」を押し付ける。前半はソ連の不合理が延々と描かれて、ちょっと疲れる。陥れられた所で、かつての部下の子供と同じ事件に出くわす。ソ連では犯罪は無いということの不合理が見えてくる。伏線は密かに張られ、それが終盤に効いてくる。そいういう意味ではなかなか面白くもあるが、人間の描きは少々くたびれて、☆☆☆。評判は良かったけどね。
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