『目撃』に始まるFBIのマイク・デブリン特別捜査官物の作者リンゼイの最新作。シリーズから離れ、前作では身を持ち崩したFBI捜査官を主人公としたものだったが、今回はマイク・パリシというマフィアの支部長、ニック・ヴァンコーというFBIの班長など複数を主人公とする物語。複数の線が走り、ヴァンコーはFBIの秘密捜査班を束ね、その班が一種の吹き溜まりという設定。パリシもボスの姪と結婚したばっかりに、という想定でそこそこ面白くスタートした。しかし、リンゼイはデブリン物の二作目までの作家かなと思わせる出来。☆☆ほ かな。
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