千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「自白」のみ

2013年05月30日 | 詠む

「自白」のみ其れで死刑になるなんて 18歳の青年むざん

 

自白」 ジョン・グリシャム 新潮文庫

青年の死刑執行4日前に、脳腫瘍で余命わずかな強姦殺人の真犯人が現れた。

そうだ。無実なんだ。執行までに間に合うのか。上下巻のミステリー。

------ 備忘メモ -----------------

上23 新しい街に引っ越したら、警察署か裁判所に出向き、性犯罪者であることを申告したうえで登録 そんな暮らしを20年

上108 おれは8歳のときにレイプされた ここにも犯罪の連鎖

上147 たいしたことじゃない形式的なことだと騙して、18歳の高校生に署名をさせて黙秘する権利と弁護士を呼ぶ権利を放棄させた

上225 独房拘禁されて1年 精神が崩壊しつつある 一日16時間眠り、食事は半分しか手をつけない

上231 8年後、一日18時間から20時間眠り、起きていても何もできない状態

上287 どこの法律事務所からも声が掛からなかったのでエルパソで検事補の職につく (へー米国では駄目な奴が公職に紛れ込むんだ) 29歳で選挙で州の地区主席検事に選出され、5人の男を死刑囚監房送りにして、その後テキサス州知事にという設定

上337 8歳児に、ありとあらゆる幼児ポルノを見せる これも犯罪の連鎖の発端か

下10 迂回作戦

下188 母親との対面 涙が止まらない場面だ

下297 高校生たち フットボールの試合 座り込みストライキ

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自白させ

2013年05月30日 | 詠む

自白させ逮捕状とる筋道か 警察小説「ナンバー」を読む

ナンバー」 相場英雄 双葉社

あの山下幸夫弁護士が、「警視庁捜査2課の、経済犯罪を追う刑事の成長を描いた」として『ナンバー』を評価していたので...。

「保持」 「十二桜」 「あたり」 「へそ」。 4つの連作短編小説。

短歌に挙げたくだりは、150頁の「弁護士の入れ知恵やマスコミへの情報漏洩を防ぐ、うんぬん」の場面でのやりかた。

ま、それが定石なんだろうな(溜息)。

所轄署から警視庁本部へ、経済事犯を扱う横領や詐欺事件を捜査する捜査二課の新人くんの成長譚。物語としては、そこそこかな。

-------- 備忘メモ --------------

72 特別協力者 たれこみ屋

78 行確 こうかく 行動確認。 尾行は靴を見ながら、絶対に目を合わせない。なるほど。

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