「無実」なる塗炭の苦そして死刑房 あまねく実話グリシャム発
「無実」 ジョン・グリシャム 上・下 ゴマ文庫
グリシャム唯一の、ノンフィクション作品。彼のは、ほとんど必読。過去にも若干の言及したけれども、短歌では4回目。
以下、備忘録。ほかにもたくさんあるけど。
ミランダ原則 上179頁
死刑囚舎房 最初に失うのは健康 そのつぎは正気 下96頁
40歳の白人男性 ひそかに貯めていた鎮痛剤を、処刑前日に一気に飲む「くたばれ州政府」という最後の試みとしての自殺行為→病院で胃を洗浄され、正式な死刑に処せられる 下153頁
死刑執行に適さないレベルにまで精神病が悪化→特別病棟に収容→執行が可能なレベルに 下166頁
無罪となったら、白人であってもクークラックスクランから脅迫電話 警察に連絡しても「なにもできない」と伝えられる 下229頁
イノセンス・プロジェクトがDNA鑑定により解放した囚人は189人 その活動に触発されて30ケ所でのプロジェクトが誕生 下301頁