カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

老いては子に従え

2016-03-17 00:38:24 | つれづれなる想い

昔の人はよく言ったものだ。


一昨日どしゃぶりの夜いったん高速走って帰ってきたけれど、電話に張り付くような感じで、完全に僕の仕事や生活は翻弄されている。


入院約1週間。もう明日にも退院という話が出て(容赦ない)、ケアマネとワンクッションの施設を考えたり、それもすぐには無理。

救急搬送されたときは、いよいよその時かと思って(以前やっと生前予約してもらった)斎場のパンフをかばんに忍ばせて行ったのだが・・・

 

鎮痛剤を別のところからもらって増量して、元旦の入院は結局胃潰瘍。


今回は少し感染症を起こしただけとのことで、それは抗生剤の投与であっさり回復。

腰の腸骨当たりの痛みはすごいあるらしいのだが、主治医によると「痛いですか?」と聞くと「痛いです」と答えるが、自分からは言わない。僕がやっと紹介状を書いていただいたペインクリニックへも結局行く気になったのは一か月くらいしてから。

 

また、触ると痛い顔をするが、骨ではない。本当に痛くてたまらない人は、こうは我慢できないものだ。という。なんとかやれてるのではと。

 

今回あっという間に2科ほど回って(僕は初めて会う)、先生に必要のない薬を減らして下さい、というとあっさりといくつかの薬が消され、本人の通院がきついから、もしよろしかったら一回に90日分出してくれますか?というとそれもあっさりOK。(今までは42日分)

 

なんで自分で言えないのかなぁ。とにかく言わないか言えないか。

 

あいたた、あいたたってベッドサイドではすごく言うのだが、看護師さんが来ると黙る。


薬の副作用、相乗作用でずっとご飯が食べられない(本人談)、痩せたと僕はずっと思いこんでいたのだが・・・

 

今回のCTなどで、腸に便が入っている、入院した翌日からは病院食は9割くらい食べられている。

皮下脂肪の厚みも元旦の入院時とそれほど変わっていなくてちゃんとある。触診した感じも本当の食欲不振の人の痩せ方ではない・・・・・・

 

歩いていないから多少足は細くなっているが・・・

 

主治医曰く「多分なんだかんだ家で食べられているんだと思います」はひ

 

吐き気も訴えるが吐いてはいないようだし、とのこと。

 

お母様の医学的フォローは誰がされていますか?お母様に問題はありませんか?いったん帰宅したら何日か泊まって二人の生活をじっと観察してみてください・・・

あの換気扇の油汚れ、油料理の多さ、ランドリーの上の換気扇まで油まみれで(今回掃除してきたがレンジ用の洗剤で漬け置きして歯ブラシで洗わねばならぬほど)、

 

食事時には油の臭いが親父の鼻につき、食欲をそそられないところへ、そういう料理だけではないのだけど、母から無理やりか、母を気遣ってか無理して少しコロッケなども食べているのかも知れない。腰も痛く食事がもう苦しみの時間になっているのかも知れない。


高次脳機能障害の母も一方的には責められるわけない。救急隊が玄関にきている横で「ご飯たべさせなくてもいいの?」と言っていたとか。(ケアマネ談)

彼女も今食事を一切まかされて、一生懸命なのはわかる、切なさも少し感じる。



しかし、僕らや外部からの手を一切拒んできて、まだお互いに二人で閉じている。まだそれほど困っていないようなのが、本当に不思議だ。やせ我慢か、世間体なのか。

 

85歳の病気の老人というと、病院やケアマネは80kmも離れている僕にキーパーソンとして色々言ってくるが・・・本人に決めて欲しい。

医療者には、言いたいことは言わず、僕が直接何かベッドサイドで言うと、気に入らないとすぐ「いいよ、ほっとけ」みたいにキッと言う。なんかひえっとしてしまうのだ。この歳になってもそういうのは怖いのだよ僕は。

 

母には携帯で毎晩電話しているようだが、肝心の僕には退院の希望さえ言ってこない。昔から上司と部下。直接お互いには聞けない聞かないから、看護師やケアマネを通して聞き出すみたいになってややこしい。

 

なんとか来週の退院にしてもらったが、僕の車には乗れないから介護タクシーを呼んでほしいそうだ。じゃ僕らは休み取って荷物運びと支払いと玄関までの送りのためだけ?主治医とも話さないとならないが。

 

日曜は今度来週と集落の仕事が入っている。今度の日曜は朝から農家の溝普請、水利組合の総会、夕方は集落の総会と飲み会。来週は新役員と旧役員の役員会議(コンパニオン!)

何が気が重いって、そういう人付き合いや飲み会が苦手なのだが、昔引きこもり始めてからの対人緊張(恐怖)のこの僕の性格は、やはりこの両親とのかかわりに大きな影響を受けていると改めて思わざるを得ない。

 

どれほどやっても評価されない。


酒を飲めるところまでは、回復させてやりたいが(換気扇のフィルター交換、ケータリングの利用、有料老人ホームの体験入居で二人を休ませるなどを今後提案→ケアマネさんが苦労しそう)、できれば付き合いたくない人達なのである。

 

最後の奉公奉公って、苦笑、いつまで続くんじゃい。



乱文だけど、今日はここまで。ふぅ。疲れた。