昨日は実はハーセプチン製造発売元の中外製薬医薬情報センター(がん領域)に問い合わせたり、色々調べた。
電子カルテにも今のところ、「ハーセプチンによる影響を第一に考える。シビアなアナフィラキシー症状が起こっている印象はない」との記載。(化学療法センターのDrによる記載。)
ではなんだったのか。血圧は210-100だったと記載されている。
インフュージョンリアクションではあるのだろうと考える。
詳細はまたいつか追加するかも。残念ながら長くPC前に座っていることが困難だ。
中外製薬担当者の丁寧な説明により、90分を30分に短縮投与した病院の判断は間違っていなかったと思うことができた。(主治医からの記載はまだ。事前の説明不足や、その後の僕の問いに対する相変わらずの杓子定規ぶりは不満だったが)
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20110310150000.html
すでに欧米では短縮投与での切り替えが安全だとして認可されており、日本でもこの追加承認の取得にあたり、試験が当然行われたそうだ。
その結果は、90分から30分に切り替えた場合でも、重篤な副作用の出る割合は、90分投与におけるその割合と大差なかったと。(数値は教えられないとのこと)
しかしまだこの発表事態日が浅い。
こいけの例を聞いて、医薬情報センターの方は「早めに気づいて何よりでした。病院出入りのMRからもいずれ上がってくるとは思いますが、こちらでも上司に報告しておきます。」と言ってくれた。
初回の1泊2日入院での投与から7回目まで、ハーセプチンに関してはまったく副作用らしきものがなかったこいけ。
それがわずか数分であのような状態に陥った。
短く投与できるのなら患者にとっては便利なこと。混雑も解消されるだろう。
しかし、こいけのような例もある。
今後続々とこいけのように30分に短縮投与される人がたくさん出てくるだろう。
なんの点滴でもそうだが、医療従事者が慎重に投与するのはもちろん、患者自身も異変に気づいたら、ためらわずにボタンを押して、いったん投与を止めてもらって欲しい。
こいけは投与開始直後から、全身の血液に何かが駆けめぐるような違和感を覚えたそうだが、それでも15分ほどボタンを押すまでに時間がかかったようだ。
もう点滴はいやだ、と言っている。
一定の確率でこのようなことが起こるのは仕方のないことかも知れないが、一応ここに記しておく。