一週間のまとめ
結論から言うと、いったん下のお話は白紙に戻した。
ホタルの里でお会いしたYさんに、(所有者でいとこの)Kさんと僕との間に入っていただくのは、ご迷惑だろうと思い直し、直接Kさんに連絡した。
Kさんのお話の趣旨は次のような感じだった。
「子供達にこの膨大な土地を残すのは、かえって迷惑だろう。私たちの代でなんとかしなくてはと思っている。
ただ、古家の方(を貸すとか売るとか)はちょっと悩む。たまに栗やタケノコ掘りや草刈りに行った際に、休憩できる場所がなくなってしまう。
でも一度現地でお会いしましょう。」
ま、(栗の木の下も歩けないほどの草なんだけど)、そりゃそうだろうなぁと思った。
それに古家は眺望が悪く、昔の外トイレや古い倉庫も何棟かあって、
正直あまり気に入らなかった。
で、この話あきらめようかとぼんやり考えていたら・・・
あの堰(↓の写真)の向こうに広がる休耕田の一部を宅地に転用してもらって、そこだけ買って、小さな家を建てて、
で、周囲の農地はお借りして耕作するのはどうかな?と思いついて、しばしこいけと盛り上がった。
そうすればKさんも負担が少ないだろうし。
盛り上がったはいいけれど、そのままこの考えを(多分僕より知識のない)Kさんに申し出るわけにはいかない。
まず地番を聞いて法務局へ。住宅地図をコピー、公図をとり、登記簿はパソコンから。
(まだ公図はネットでは取れない。登記簿は法務局で取ると一筆1000円だが、ネットでは480円。)
公図と照らし合わせて面積と所有者が誰かなどを調べて行く。古家の周辺だけでKさん所有は、10筆以上の田んぼ畑、およそ千坪。
次に市役所へ。
まず農業委員会。宅地転用のことなど聞く。150坪までなら可能。
次の部署では、そこが農業振興地域であるか都市計画区域であるのかなどの規制を聞く。(そういう規制はない場所だった)
建築関係(進入路をどう造るのか、排水などは?)、水道関係(上水道がどこまで来ているのか)、衛生関係(合併浄化槽の排水処理)などなど・・・
3時間ほどうろうろして大体のことはわかった。
その後も色々調べて・・・・
元田んぼに家を建てるには、地盤改良などもしなくてはいけないこともわかった。
分筆にあたっては測量もしないといけないらしい(隣地も含めて)。
また、Kさんの田んぼは、(U字溝や水道管がある)公道にはわずかに接していなくて、進入路などを造る場合にも隣地の方との交渉も必要なことがわかった。
それに農業委員会へ宅地転用の申請を出す際に、すでにどういう造成をするのか、どういう建物を建てるのか、資金繰りの見通しなどもすべて明らかにしなくてはいけない、そしてやっと申請し、許可されるとしても二ヶ月くらい先という。
いい絵を描いたなと自分では思ったのだけど、手間も時間もお金もかかりすぎる。
ということでこのお話、いったん昨日白紙に戻してもらった。
久留里のYさんには、直接うかがってその旨をご報告して謝ってきた。
ホタルの里以来、初めてお互いに顔を合わせたが、印象通りのあたたかい人だった。
Yさん曰く
「Kさんは、あそこだけでなく、亀○湖のすぐ近くにも田んぼとか土地があるのよ。
本人も把握しきれていないんじゃないかしら。今度聞いてみてあげる。花火の打ち上げ場所のわりとすぐ近くよ」
相変わらず世話好きだ。
僕 「あんまり花火に近すぎるのはちょっと。音が。はは」
Yさん「あら、だって一年に1回1時間くらいのものよ。♪」
僕 「そうですね。その時だけ耳栓しとけばいいんですもんね。はは(汗汗)」
そんなこんなでまた振り出し。焦る。