カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

ひとのきもち

2007-05-06 22:39:48 | つれづれなる想い

おととい浅ましくもK君のお母さんに、今年分の散髪代など下さいメールをした。
どういうわけかずっといただいてなかったんだよね。

ほどなくK君から電話が来て、近況やスクーリングの日程などを教えてもらった。
入学式も無事出られたって。
最後にお母さんが代わって出てくれて、謝って下さってまぁ良かった。

今日はこの大雨の中、いきなり8時間のスクーリング初日。
これから7月までほぼ毎週。
お母さんに車で送ってもらうとか。う~ん。



中3の子がやめてしまうのはつくづく残念だった。
このことから何を学べばいいのか。
言って変わればいいけど、言って変わらないのなら言わない方がいいってことかしら?
でも、やっぱり言わすにはおられなかった。



先日Sさんがいらしたときに、大人の発達障害(アスペルガーなど)の話になったんだけど、
こう言ったら相手がこう思うはず、だから(こういう場では)思っても言わないとかっていういわゆる空気の読めない人がいるそうなんだけど・・・

うちの両親もそういうとこあるよなぁ。
単に冷たい人なのかも知れないし、今更診断なんか受ける必要もないのだけれど。


先日の父の眼科入院のときも、一泊二日の母のおもりじゃ役に立たないと、ヘルパーだけで5日間を乗り切ろうとし、僕らが結局行ってもお礼らしき言葉もなし。


やはり以前こいけと泊まりに行ったときに、頼まれて夕方のつまみを僕らが近くのスーパーへ買い出しに行ったのだけど、余ったら翌日食べればいいと少し多めに買って帰ったのだけど、いきなり目をつり上げて「買いすぎだよ!」とか。僕一人ならまだしもこいけもいる前で。

弟の初めての子どもが生まれる時に、顔も出さなかったとか。
そんなことが数えきれずある。

食事や晩酌の時間に異常にこだわりがあるし。



母は母で(元気だった頃)
弟が大学の頃、彼女を初めて家に遊びに連れてくるときに、履歴書を持ってこさせたことがあった。
あとで僕がそのことを知ったとき、母とそのことを巡って、大激論となった。
結局「それが世間の常識だ」という母を納得させることはできなかったけど。
(拒否しなかった弟も弟だが、結局持ってきて今弟の奥さんになっている彼女は本当に偉かった。)

以前こいけの母が亡くなったことを電話で知らせたときに、(僕もひきこもっていてろくにごあいさつもしてこなかったけれど)『ご親戚に混じって葬儀とかに参列させていただいたんだよ』って言ったら、何を思ったのか
「うちはなんにもしない。だって他人だから」っていきなり言ってた。


電話なんかも、普通は最後切るときに「じゃあまたね」って言ったら、向こうも「それじゃ」とかって言うのを待ってそれまで切らないと思うんだけど、
母は「それじゃ」ガチャンなんだよね。昔から。いつも「あら?」って思ってた。
僕らが例えば何かおみやげなど持参して実家へ行って夕方帰宅するときも、せめて門のところまで見送ることもしないどころか、玄関のドアを閉めた瞬間に「ガチャ」って内鍵とチェーンを閉めるし。



やっぱり変な両親だと思う。
そして、ひょっとしたら・・・ちょっと待てよ。



そういう両親のもとで先の見えないゴールを目指して走り続けてきた自分もまた他人の気持ちのわからないやつなのではないだろうか、と思ったりする。
子どもと接する仕事など向いていないのではなかろうかとね。


他人の気持ちなんて、腹を割ったってなかなかわかるものじゃない。

毎日一緒にいるこいけのことだって、100%わかるわけじゃない。


でも、だから知りたいんだなぁ。
自己評価が低くて、自信がないのもあるんだと思うけれど。
あの人は僕のことをどう思っているのだろう?とか、自分は正しかったのか正しくなかったと思うのかとか、つい、こいけに聞いてしまう。
(もう白か黒かの思考だね、明らかに)

それはこいけの意見であって、例えば先日やめた子の母親の本当の気持ちではないのだが。

で、こいけが「もっとビジネスライクに」とか、「先を読みすぎ」とかなんとか、期待通りの返答をしてこないと、「それは不誠実じゃないか」とか議論をふっかけたりする。ごめんなさい。(苦笑)


早く人間になりた~い。(by妖怪人間ベム)


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