気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

クッキー

2005-03-19 22:25:12 | つれづれ
壊れてないカップルを一つ知っている 奥さんが時々壊れて続く

三十品目神話に潰されそうになりカップラーメンで息抜きをする

クッキーの生地と子どもを寝かしつけ起きた子どもを型抜きをした

(大田美和 歌壇4月号)

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歌壇4月号に発表された「雪が消えるまで」30首の中から。
彼女は大学教員らしい。
「ピサの斜塔みたいに食器積み上げて口笛を吹く主夫になってよ」という歌もある。