気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

パン 香川ヒサ

2005-03-12 16:47:17 | つれづれ
こんなこともあるさと言つてゐるやうな 顔削られし聖人像は

在りのまま在るといふこと本当は在りたくはなき在りやうにして

人間に飼はるる憂鬱犬を飼ふ憂鬱ならべ鳩を見てゐつ

透きとほる雨後の光の広場にて見失ひしはわれ一つのみ

空をゆく雲見てをれば過ぎ去りし雲の痕跡としてのわれ在り

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このところ毎日香川ヒサの歌を読んでいて、わけがわからなくなる。
言葉を以って何かを言い表そうとすること自体が無意味に思えてくる。
ふ~~

ブログのテンプレート、また替えちゃいました。
桜がクルクル回っているのが気に入ったので。