ひと日生きひと日生きんと専らなるこころのごとし剥きあげし卵
(竹山広 眠つてよいか)
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歌人の竹山広さんが亡くなられた。享年、九十歳。
長崎で二十五歳のとき被爆してから、粘り強く原爆の歌、戦争の歌を作ってこられた。
歌にも風貌にも品があり、遠くで生きておられるだけで、励まされる気持ちになった。
この歌は、最後の歌集となった『眠つてよいか』の最後から三首目の歌。「剥きあげし卵」は何のことだろう。丁寧に生きようとする日常の譬えだろうか。卵は生命の源泉。
残された作品を読むことで、歌人のいのちは永遠のものとなる。
ご冥福をお祈りいたします。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20100331k0000m060056000c.html
(竹山広 眠つてよいか)
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歌人の竹山広さんが亡くなられた。享年、九十歳。
長崎で二十五歳のとき被爆してから、粘り強く原爆の歌、戦争の歌を作ってこられた。
歌にも風貌にも品があり、遠くで生きておられるだけで、励まされる気持ちになった。
この歌は、最後の歌集となった『眠つてよいか』の最後から三首目の歌。「剥きあげし卵」は何のことだろう。丁寧に生きようとする日常の譬えだろうか。卵は生命の源泉。
残された作品を読むことで、歌人のいのちは永遠のものとなる。
ご冥福をお祈りいたします。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20100331k0000m060056000c.html