気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

あらたま

2005-03-05 19:22:27 | つれづれ
電車とまるここは青山三丁目染屋の紺に雪ふり消居り

けふもまた急げいそげとのぼり馬とほり過へる馬を見て嘶く

現身はみなねむりたりみ空より小夜時雨ふるこの寒しぐれ

(斎藤茂吉 あらたま 短歌新聞社)

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思えば茂吉の歌集もちゃんと読んでいない。
こんなことを知らないのかと言われそうだが、なんでもその場その場で調べるしかない。
題詠マラソンがはじまって、やっと2首投稿した。全体の構想は、まだない。
いつも行き当たりばったりで、継続が力というしかない私である。

しんとしてあらたま開く春の宵大きな文字の歌集はやさし
(近藤かすみ)