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団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

熊!

2025年08月13日 | Weblog
   妻が仕事を辞めて家に居るようになった。私の日課である朝の散歩に付き合ってくれる。この夏の暑さで散歩は日の出時間の前後にするようにしている。私と同じ様に考えて早朝に散歩する人が多い。先日女性が二人立ち止まって話をしていた。私は耳が遠い。それに他人が何を話しているのかにも興味がない。妻は耳が良い。それに仕事一筋だったので世間に疎い。何もかも新鮮に感じている。二人の女性の近くを通り過ぎた。だいぶ二人から遠ざかると、妻が「この近くで熊が出たんだって」と何時ものように通訳してくれた。
 熊が出た!そんなわけないだろう。この辺に熊が生息するはずがない。イノシシ、タヌキ、サル、リスは見た。熊の生息地をChatGPTで調べた。何と私が住む町でも2017年に玉川大学が設置した自動撮影カメラで3頭のツキノワグマを撮影したという。立ち話していた二人の女性が話していたことは本当だった。イノシシやサルさえ怖がっている私だ。熊が目の前に出たら私はどうなるだろう。
 生まれ育った長野県で子どもの頃、太郎山という市民がよく登る山がある。知人がここで熊に遭遇したことがあった。私は相当回数太郎山に登ったが、熊に出会ったことはない。カナダに留学していた時、友人家族がスクールバスをキャンピングカーに改造した車で、ブリティッシュコロンビア州へリンゴを収穫に行った。その家族がリンゴ農家のリンゴの木1本の収穫権利を購入してあった。家族全員8人と私の9人でリンゴを収穫した。車の屋根に荷物を乗せるデッキが付けられていた。木箱に5,6箱のリンゴを屋根に積んでアルバータ州に戻る途中、ロッキー山脈のオートキャンプ場で1泊した。夜中屋根の上で大きな音がした。家族全員が目を覚ました。父親が「熊の親子だ。子連れの熊は危険だ。立ち去るまで静かにしていなさい」と言った。母親熊は屋根から下にいる子熊に木箱を投げた。私は窓からそっと様子を見守った。その光景はまるで映画の中のようだった。苦労して遠くまで出かけて行って収穫したリンゴは見るも無残に食い荒らされてしまった。でも友人一家は命が助かって良かったと喜んでいた。
 ロシアのサハリンでも熊の危険があった。サハリンには北海道と同じくヒグマが多い。でも山、川、海にいつも現地のリンさんというガイド件用心棒がいてくれて猟銃やナイフで私を守ってくれていた。幸いヒグマに出くわすことはなかった。今日本では熊に襲われる事故が多く発生している。人が人を殺す事件も多い。自分で自分を守ると言っても喜寿老+1の体力では無理。危険に近づかないようにじっとしているしかない。
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