団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

2023年初日の出

2023年01月05日 | Weblog

  2023年元旦、いつもの通り午前5時に目が覚めた。外を見るとまだ暗かった。アレクサ(アマゾン社の自動音声応答機)に「今日の天気は?」と聞く。答えは、快晴。続けて「今日の日の出の時間は?」 「6時52分」 昨夜寝る前、妻が「初日の出、見に行く?」と聞いた。私は、「海岸まで歩くのは無理だから、車で海岸沿いの道を走りながら、日の出を見ようか。」と言った。

 妻が準備した熱いお茶いれた保温水筒を持って6時25分に出発。海の近くのスーパーは、毎年元旦に駐車場の半分を無料で開放する。もし運よく駐車出来たらと、行ってみた。まだ空いていた。車を停めて、熱い水筒の茶を飲む。海岸に出た。たくさんの人がいた。今年は、やけに若い人が大勢。日の出前の暗いうちに、これほど多くの人を見て、心が静かにはしゃぐ。カメラで日の出を撮る準備。手がかじかむほど寒い。

  目の前に広がる太平洋のかなたが明るくなってきた。水平線に雲がまるで山脈のように長く横たわっている。きっとあの雲の上から日の出になるだろうと思った。真っ赤な太陽の一部が突然、海と雲の境に顔を出した。これを日の出と決めつけて良いのか迷う。とりあえず写真を撮った。間もなく、太陽が雲の上から出て来た。初日の出。手を合わせた。祈った。「家内安全 無病息災。コロナ退散、ウクライナ戦争終結、難病の孫の病気の落ち着き、去年3回入院した私の健康、夫婦仲良く元気で暮らせますように、友人知人の健康と今年こそもっと会って、話せますように!」

  閉じた目を開けると、太陽は、見つめられないほど眩しく光り輝いていた。


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