ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

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1971 Quester grandprix

2010-06-16 | Motorsport
先日に続きレアな動画を見つけました。
こんどは1971年のクェスター・グランプリです。(Part1~3)

YouTube - 1971 Questor Grand Prix

F1とF-Aの対決というレースで、当時出来たばかりのカリフォルニア州オンタリオ
スピードウェイで開かれました。
1周4kmのインディアナポリスと同じ四角いオーバルの一部と、インフィールドの
ロードを組み合わせたコースを舞台に行われました。
このサーキットは“”宇宙時代のサーキット”というふれこみで、スタートライン下に
埋めまれた計測システムが、マシンに付けた小さな発信器からの情報を読み込んで
ラップやポジション等を記録するという当時最先端の設備を誇り、91億という巨費
をかけて建設されましたが、10年後に取り壊されてしまいました。
後にこの近くのフォンタナにカリフォルニアスピードウェイがオープンしています。


インディアナポリスをしのぐ巨大なオンタリオ・スピードウェイ。

レースのほうはというと71年3月28日、賞金総額1億円!
F1が17台、FAが13台、右回り32周×2ヒートで行われました。
F1からはタイレル、フェラーリ、マトラ、ロータス、ブラバム、マーチ、BRM
そしてマクラーレンなど。
もちろんスチュアートにヒル、エイモン、イクス、シファート、ロドリゲスといった
トップドライバーが勢揃い。

対してF-A勢はローラT192やロータス71といったマシンにマリオにダナヒュー
AJフォイト、アルとボビーのアンサー兄弟、サム・ポージー、ジョン・キャノンらが
参戦。
ヒート1、ヒート2ともに312Bに乗るマリオが勝って総合優勝、結果としてF1の
圧勝となったレースでした。FA勢は7位のピーター・ゲシンが最上位。

ダナヒューの健闘とヒート2でものすごい追い上げをしたロドリゲスの活躍が目立ち
ました。


F1にくらべて随分無骨なF-Aマシン。これはローラT192。

そしてこのレースを追ったドキュメンタリーが71年に公開された“デッドヒート”です。
原題が“Once upon a wheel”
公開当時映画館で見ましたが、ポールポジションなど後のレース・ドキュメンタリー
映画のはしりみたいな内容です。
こちらもYou tubeにあったのでついでにご紹介。

YouTube - once upon a wheel part 1

いきなりオートコーストTi22(なんと!)で登場の、ポール・ニューマンが全編の
解説を務めています。
あらゆるモータースポーツの場面が出てきますし、もちろんストックカーやミジェット
カーなども。


これは69年か70年のダッジ・デイトナですね。ボビー・アリソンのマシン。

パート1から6までありますがクラッシュの寄せ集め映画とは全く異なり、前半は
アマチュアドライバーの生活を追ったり結構地味…。

また肝心のクェスター・グランプリのシーンもここでは削除されていて、最後の
パートにちょっとだけしか出てきません。
バックに流れたジェイムス・テイラーやニール・ヤングの曲が良かったのですが
この動画では一部音声もカットされています。

しかしこんなマイナー?なレース映画をまた見られるとはつくづく良い時代ですね。
さて、イタリアのB級F1映画、ジャコモ・アゴスチーニ主演の“フォーミュラ1”なんて
どこかにありませんかねえ…。

※6/19更新

…と思って旧いパンフレットを引っ張り出して探してみたら
ありました。

YouTube - \"Formula Uno Nell\'Inferno Del Grand Prix\"1970

そうそう、これです、大阪万博の年に梅田の映画館で見たやつ。
グラハムヒルやジャンカルロ・バゲッティーも出ていた。
F3ブラバムを無理矢理F1に仕立てたいかにもイタリア製の怪しい映画でしたが(笑)

しかしYou Tubeって本当に何でもアリ!なんですね。
こんな映画までアップされているとは。驚きました…。


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