ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

ライナービヤー

2012-10-01 | Miscellaneous
猛暑も過ぎ去り涼しくなってくると、スーパーのお酒売り場には
紅葉を散らした秋限定のビールや発泡酒がずらりと並ぶようになりました。
季節限定のお酒はすっかり定着した感じです。

発泡酒も次々新製品が発売になるけれど、中にはビール以外は絶対飲まない!という人も結構多い。
あれはビールの代用品とか考えず全く別のお酒だと思えばいいんじゃないでしょうか。

いちどTVで売られている代表的な発泡酒とビールを、20種くらい道行く人に片っ端から
目隠しテストでもして、どっちか当てるのも面白いと思います。
私は当てる自信のほどは……う~ん半分くらいか?ダメだなこりゃ(笑)
いずれにしても高視聴率はまちがいなし?

さてそんな発泡酒ですが、先日こんな販促ものを入手しました。
ライナービヤー。
私と同世代以上の方にはご存じの人もひょっとしているかも。



旧くは50年代から全国でイモ等を原材料にしたビールの代用飲料、発泡酒のはしりと言うべき商品が
いろいろ発売されては消えていきました。
その後、発泡酒により多くの麦芽の使用が許可されたため、いくつかのメーカーがこの発泡酒製造に
参入していきます。
そんな中、50年代末に発売されたのが、このライナービヤーです。
名前にビヤーとつけられていたため、既存のビール会社からビールと間違えるじゃないか!と訴えられ
65年に敗訴、販売を差し止められてしまったという商品です。

私の父は当時この会社の社員で、決して美味しくはなかったけれどビールは高価だったので
よく飲んだと言っていました。

世田谷から埼玉県Y市の会社へ通勤していたのですが、帰りに飲み過ぎて京浜東北で寝てしまい
蒲田まで来て気がついたとか、これを見せたら懐かしく話してくれました。
他にも発売したものの苦戦して撤退した会社もあり、発泡酒は商売が難しいということで
その後何十年も発売にならなかったということらしい。

私も幼少の頃の記憶で朧気ながらこのラベルを覚えています。
スーパーの棚にずらりと並んだ発泡酒の数々を見ていると、かすかな記憶の中にこのラベルが
ボンヤリ浮かんでくる気がします…。