備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

『目の眼』 備前特集

2014-10-01 17:53:21 | 陶芸


歴史ある雑誌(骨董系)に掲載されました。11月号ですが備前特集となっております。
その中の座談会に出席させて頂く稀有な体験を致しましたので、御報告方々の御案内とさせて頂きます。



座談会のタイトルは『温故知新、変革期の備前焼に新しい波をおこすには』です。
座談会のメンバーは、編集長(白州次郎氏のお孫さん)、評論家(元・県博物館副館長)、業界の大先輩(人間国宝の御子息二名、県重文の御息女)、備前で最も長い歴史をもつ窯元の18代目プリンスに加えて、馬の骨代表の小生。
う~~ん、場違いでは……。
お話を頂いた時に「そんな場に小生が居てはイカン」と思いましたが、「当日は鱧かなぁ」の一言で出席決定。完全に釣られました。
まぁ、変な事してる人の自覚はあるからイロモノ扱いも必要かな。


さて、取材時は残暑に一雨きた夕刻。アスファルトから湯気が立つのを見ながら緊張感を覚えつつ会場の料理屋さんへ。
腹を括って恐る恐る襖を開けますと、所狭しとライティングの傘が乱立。その本格さに緊張がヒートアップします。
お姉さんに席へ案内されるや「お好みでどうぞ」と籠に盛られた酒呑が登場する。
御挨拶もそこそこに、目利きや先輩方の衆人環視のもと酒器を選ぶというミッション発生。内心「これってセンスの査定か?」とアラートが……ドキドキするじゃん。

「これは、このメンバーに関係するあの方のだな」と狙いを定め、やんわり、はんなりした緋襷のモノをチョイスする。
「GJ、俺」と密かに安堵する。


座談会は評論ベースのアカデミックな内容で始まり、「おぉ~~」と居住まいを正す。(酒に酔えぬ雰囲気)
そのうちに先輩方の父上世代の武勇伝から座が和やかになり(たぶん)、各自お酒も進み(たぶん)、小生もついつい生意気な質問を……。


酔ってしまった。


まぁ、言った事は仕方ない。(編集でうまく纏めて頂き感謝)

という事で、是非、御清覧頂けると幸いですが、さらに御購入頂けるともっと幸いに存じます、です。ハイ。(^。^ゞ


なお、販売期間中に東京ミッドタウン『THE COVER NIPPON』の一画に御座います『目の眼サロン』にて拙作を展示させて頂いております。11/30迄となっておりますので、是非、御高覧頂けると幸いです。さらに御購入頂けると…ごにょごにょ。


以上、よろしくお願い致します。m(_ _)m



それにしても髪型が60年代風になってしまって……。これは予定外だった。



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【追記】

目の眼サロンでの展示が延長になりました。12/15あたり迄です。
引き続き、よろしくお願い致します。

ごにょごにょ。