Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

何があっても大丈夫

2010-06-29 23:11:56 | 仕事のひとこま
連日、蒸し暑いですね。
暑さが苦手な私には少々の梅雨寒の日が待たれます。

5月末・6月末は、長期間の研修を終えた新入社員の方が、マナーのフォロー研修で仕上げをし、いよいよ配属となります。

私の新人時代のことを書きましょう。

カレコレ18ネンマエ

私の場合は、福島の研修施設で1週間ほどの集合研修後、配属。即日OJT開始でした。
当時のことを振り返ると、やっぱり不安はありました。

社会人になって実家を離れ、初めてのことも多く体験し、
しかも配属が兵庫県尼崎市と、コテコテの下町でしたので、金沢生まれの私には初めて見る光景も多々あり・・・。

私は、フィットネスクラブを全国で運営する会社に入社しましたので、最初はもちろん現場です。
しかも、教えていたのは、エアロビックダンス・エクササイズです。

体力こそあれ、ダンスの才能はなし。
でも、エアロビックダンス・エクササイズはダンスというより、むしろ体操です。
運動生理学や解剖学に基づき安全で楽しくて効果的にリードしなければなりません。

7月から3ヶ月間の養成コースに入り、10月のデビューまで特訓の日々でした。

研修講師と共通しているのは、エアロのコーチも、同時にやらなければならないことがたくさんあります。

とにかく、自分は体を動かしながら、指示だし(キューイング)をし、お客様とアイコンタクトを取りながら、ついて行けてない方をフォロー、メンバーに合わせて動き・心拍数の調節、音楽のピッチコントロール、空調管理などをほぼ同時に行います。

シカモエガオデ

そんな新入社員時代でした。
それ以外にも、チームの管理業務やイベント企画などがあり、まあ、良く働いたと思います。

1年目は、ホントがむしゃらでしたね。

正直、落ち込んでいるヒマもなく、愚痴なんて思いもつかないそんな1年でした。

特に、レッスン入場者数は、コーチの人気そのものです。
人気コーチに交じって、数字で評価されるのはツライと思いきや、尼崎は人情の街。
ヘタッピなレッスンに応援で入って下さるお客様に随分助けていただきました。

社員なので他の業務もあるし、まだ新人だし、と大目に見てもらうこともできましたが、甘んじるはずもなく、ただ上昇気流を作るしかなかったあの頃です。

最近の新人の方と接していると、配属後の不安が非常に強いなあと感じることがありますが、当たり前と言えば当たり前ですね。

何しろ、今の新人の方がたは、私たちが新人の時よりも、厳しい環境の中で、より早いスピードで一人前になることを期待されているように思うからです。

しかし、厳しい就活を乗り越えて入社した皆さんです。
内定まで、何度もつらい体験をし、思い悩み、涙したこともあるでしょう。

その経験を、今、私たちの年代が経験したら、立ち直るのは、若い時以上にツライと思う。
私も転職活動で2社内定いただくのに、何社書類選考で落ち続け布団から出れない日があったか・・・。

トシトルト、ウタレヨワクナルヨネ~

やる気の表現はやや控えめな、昨今の新人の方々ですが、実力・底力は多いにあると信じています。

アトハ、コウドウシナガラシコウサクゴ

若い時って、やろうと思えば何でもできた記憶があります。
無論、人それぞれでもありますが、概ね6月の雨に打たれる草木のように、今はグングン伸びる時期ではないかと。

育つ土壌が豊かな栄養を湛え、どうか元気な種が大きく伸びて行きますように。

何があっても、あなたは大丈夫。
今までもずっと大丈夫だったのだから。

再会の可能性は極めて低いのですが、受講者の方に届けたい今の気持ちです。

プチっとお願いします。




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2 コメント

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改めて… (たなか)
2010-06-30 22:29:20
はるさんの新人時代のエピソードは
研修の際に、お聞かせ頂きましたが、
改めて聴き(読み)ますと、現在の
はるさんの「背骨」「骨格」を作った時間
だったんですね!

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という
言葉は、現代では死後なんですかね…

私も、若い時に悔しい思い、嬉しい思いをした
感情や思考を少しでも忘れることなく
「現在(いま)」に活かせたらと思います!

やはり、はるさんは「骨太」な人生を歩んで
いらっしゃいますね
返信する
そうは言っても・・・ (はる)
2010-06-30 23:49:17
たなかさん

コメントありがとうございました。
こんなことを書ける経験者はあまりいないかも・・・。

でも、今思えば、自己愛が強い、困った面もあったと思います。
人情に助けられた関西での生活でしたね。

>「若いうちの苦労は買ってでもしろ」

うーん、研修でも言ったことないですね(苦笑)
それよりは、失敗が大目に見てもらえるうちは、挑戦しよう!
って感じでしょうか・・・

でも、あの時は不思議と苦労だと思ってなかったですね。
幸運にも嫌いな仕事がなかったんだと思います。

その分、退職してからは、10年間は苦悩の連続でしたね。
特筆すべきキャリアは積めませんでしたが、
悔しい思いや、嬉しい思いは現在に活きているように思います。

世の中の役に立つ仕事をしながら成長し続ける。

詰まるとこ、仕事って、そういうものなのかなぁ・・・と思っています。

どんな仕事をするかも大事ですが、
思うように行かない時に、どんな姿勢で取り組んだかの方が
現在に活きているように思います。



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